善良なるカレー市民の皆さん。
カレー探偵、やみちゃんです。
やみ「聖夜からお正月は、やみ随筆でキマリ☆」
の言葉通り、連日更新中。
今日などはもはや2回めの更新です。
ちなみに1回めの更新「■カレー少年探偵団限定記事■ラストカレー」は、限定記事になっていますので現在のところ読めるのは私と執事くんだけ。
(※第3期カレー少年探偵団を結成する日のために書き溜めているものです。ご了承ください)
さて、福井カレー遠征の続きです。
<ACT2/アラジン福井でインパキピーノ活動>
福井県の2店舗めは「ママ’ズハウス アラジン」(福井市)
もっと辺鄙な場所にあるのだと勝手に想像していたのですが、何のことはない、福井市内でももっとも賑わっているような中心部にありました。
インドカレーの専門店のはずですが、看板にはなぜかフィリピンの国旗が!
ちなみに「アラジン」といえば富山カレー王国が発祥のインパキ系(※)カレーチェーン。
(※カレー探偵用語。パキスタン人がオーナーのインド&パキスタンカレー店。油とスパイスと骨付き肉でスパルタンなのが特徴)
■アラジンの歴史
アラジン(富山県魚津市) 第一号店。
アラジン2(富山駅前) オーナーチェンジ。今は魚津店の中の人が経営中。
アラジン3(富山県射水市) 閉店。伝説の名店。客人第一号。
アラジンタンドール(富山駅前) 閉店。カレーおくりびと。
アラジン福井(福井市) オーナーチェンジ。今はママ’ズハウス化。
***
・・そうなんです。
いまではオーナーが代わり、フィリピン人のママが経営しているというこのお店。
はたして富山のアラジンとはどう違うのか、それとも一緒なのか。
そこを徹底的に調べてきました。
日替わりランチの看板。
ママ’ズ ハウス・・。
やみ「あ~っ、ママのおっぱいが飲みたいっ! 僕は、年末にママのおっぱいが、いっぱい、いっぱい飲みたいよっ!」
※やみ随筆、PTA調査の『子どもに読ませたくないブログ』部門第1位。
<入店>
実に広々とした店内。
装飾もアラビアンテイストで富山の店舗と共通していました。
これだけ広いけれど、スタッフはインド人のお兄ちゃん1名のみ。
そして客人はゼロ。
やみ「あれえ? フィリピン人のママさんは何処ね~? ママズハウスながやろ、ここ?」
目的のママさんに会えなかったので地団駄を踏んで悔しがる探偵さん、一丁あがりです。
インド兄「ママは、遅くに店にキマス。ママは、今、近くのスナックデス」
なるほど、たしかにこの界隈にはスナックやBAR、外国人パブがけっこうありました。
(・・うーむ、こうなったらママさんに会うためにフィリピンパブ、スナックをしらみつぶしに調査するしかないのか? パブの11連チャン?)
インド兄「・・・・・。」
とりあえず、カレーを食べて戦略を練ろう。
そう考えながらメニューを開くと、中は富山のアラジンと共通。
個人的にまったく新鮮みがなかったわけで。
うーむ、これではなあ。
・・ふと目をやると、気になるものが。
探偵’s eye が作動しました。
やみ「これって何? フィリピンの料理もあるがけぇ?」
インド兄「今日は、ヤッテナイ。毎週月曜日、フィリピン料理のバイキングがアリマス」
なんと、これは面白い!
聞くところによれば、フィリピンdayな月曜はフィリピン人ホステスさんたちも食べに来て店が賑わうのだとか。
私が訪問したのは日曜の夜。
無念!
ところで私は夏に北関東カレー共和国にカレー遠征したのですが、そのとき盟友と共にフィリピーナ活動をしています。
↓
(■カレー遠征2013ミッドサマー[09]■TAKARA(群馬県伊勢崎市)■フェイジョン活動の巻。
http://ameblo.jp/yamikomon/entry-11595433623.html )
そのときもフィリピン料理にはありつけなかったので、今回はぜひ食べてみたかったのです。
やみ「なんとか出せんけぇ? そこを何とか、たのんちゃ。作ってま~」
盟友のパワーが光臨したのか?
交渉の末、なんとかしゃーなしで1品だけ作ってもらえることになったのです!
素晴らしい!
(※良い子はマネしないでね)
<食べる探偵>
やみ「・・・嗚呼、友よ。 見てるかい? 今、僕はフィリピーナ活動をしているよ。・・これはキミと見た夢のつづきさ・・(遠い目)」
およそ富山のアラジンでは見ることができない探偵の食卓。
順に見ていきましょう。
熱帯魚を飼った経験がありますか?
私は大学生時代、水槽を何本かもっていました。(遠い目)
飼っているひとなら分かりますが、このティラピアという魚は淡水魚で、アフリカ原産シクリッドの一種です。
食用として全世界に流通しており、日本でもナイルティラピアが養殖されているようですが、現在ではマダイなどの養殖もすすんでいるためあまり食べられていません。
探偵さんも新湊人として新鮮な近海ものを愛好してきたため、ティラピアは初めてでした。
スズキ目シクリッド科。
当然、スズキに似た味ですが、マダイ、クロダイにも似た淡白な味わい。
脂はあまりなく、ボソボソした食感。
カリッカリに素揚げして、大量のブラックペッパーをかけてありました。
揚げたてアツアツです。
フィリピンでは酢につけて食べるようです。
うん、これは普通に旨いおかずですね。
さすが、かつて今上天皇がタイ国王にこの魚を50尾贈られただけのことはありますな。
(※食糧危機だったタイ王国に対し、陛下が『ティラピアの養殖』をご提案された)
それでね。
えっとね。
やみちゃんはねっ、チャナ欠乏症なの。
だからぁ~、チャナマサラも注文しちゃったの!
まあ、可もなく不可もない、インド人が作る(あんまりパキってない)チャナマサラってかんじ~。
マサラ感あんまりないかな~。
でもチャナパワー補充できてよかったしぃ。
いのちを、いただきました。
けっこう大きな魚。
割り箸と比較してください。
新湊人として完食はもちろんのこと。
しかしながら、いくらカリカリに揚げてあるとはいえ、骨の硬い魚なので頭部や脊椎骨は無理でした。
(※チーム『デリケートな歯をもつ人々』会員です)
レジ前にはフィリピンの食材が売っていました。
ティラピアにつけた酢もあります。
帰りにインド兄さんいはく。
「今はパキスタン人のオーナーじゃないし、パキスタンは無関係。
富山のアラジン? シリマセン。関係ナイヨ」
まあ、カレーメニューだけ、当時のものをそのまま使っているようですね。
<まとめ>
・現状では富山のアラジンとはカレーの「メニュー」のみ共通。
・福井県に数少ないインド人のつくるインドカレー店。
・ライト級の客に媚びていないのが良い。もちろん客は少ない。
・月曜日はフィリピン人のための料理が並びます。
(昼のアンニュイな表情をしたホステスたちに囲まれて食べてみたいしぃ)
・フィリピン人のママにも会ってみたいな。
***
アラジン 福井店
(インド料理
/ 福大前西福井駅
、日華化学前駅
、田原町駅
)
夜総合点★★★☆☆ 3.5
***
やみ「次のカレー活動は、あなたの街のあの店です」
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