強い紫外線の季節には、肌には日焼け止めを塗ったり、長袖を羽織ったりしますが、同じように紫外線に当たっていた

髪のケアについてはどうでしょうか?

 

一年のうち5月~8月が紫外線量の最も多い時期で、さらに夏休みが重なると旅行やレジャーに出かける機会が多く、屋外で過ごすことも多くなりがちです。しっかりと紫外線対策をしておかないと、知らず知らずのうちに紫外線の影響を受けてしまいます。強い紫外線は肌を乾燥させシミを作ったり赤く炎症を起こしたり、肌を老化させます。同じように髪に対してもダメージを与えてしまいます。

 

1本の髪の毛は中心から三つの層になっています。

まず、やわらかいタンパク質の層があり、その周りを髪の色を決めるメラニンという色素を含んだ繊維状のタンパク質の層が多い、さらにその周りをキューティクルという硬いタンパク質からできたうろこ上のものが10枚ほど重なって内部を保護しています。キューティクルの表面にはMEAという脂質がコーティングされていて、髪同士の摩擦を減らすことでまとまり感やツヤが出てきます。

髪が紫外線にさらされるとMEAが失われてしまいキューティクルが浮き上がってしまうことでパサついてツヤのない髪になってしまいます。さらに痛みが進むとキューティクルがほとんどはがれ落ちて、切れ毛や枝毛となってしまいます。しかも髪にはダメージを修復する機能がないため、放っておくと痛みが進行していきます。

早めのお手入れが肝心です。

最近では、傷んだ髪を補修する役割をするアミノ酸や脂質成分の代わりとなる成分が配合されたシャンプー・コンディショナーもあります。キューティクルに負担がかからないよう、シャンプーからスタイリングまで丁寧にケアしてツヤのある健康な髪を維持しましょう。

 

ご相談は当局まで♪