13年ぶりの発熱と腹痛で個人病院から総合病院に紹介された2012年12月19日。

血液検査、レントゲン、CT検査の後、「婦人科」に車イスで連れられて行きました。

熱は38℃からどんどん上昇、フラフラ、ヨレヨレしながら呼ばれるままに診察室に入りました。

そこには、滑舌良く標準語を操る若き医師が座っており…。

そう、現在も主治医のドクターGとの出会いです。

(なぜ、ドクターGなのか!NHKの番組とは関係なく、イニシアルがGなだけですニコニコ


問診(婦人科の問診は離婚のことまで話さなきゃなくてメンドイですね)、内診、エコーの後、


ドクターG 「子宮付属器炎ですね」

わたし   「炎症?手術は避けたいです。3度もしてますから」

ドクターG 「取りあえず、抗生物質で叩いてみましょう。MRIも撮りましょう。じゃあ、入院!」

わたし   「あのう絶対、入院しなければなりませんか?」

ドクターG 「この炎症の治療は 手術>抗生物質点滴>抗生物質服用です。真ん中で経過見ましょう」

わたし   「……」

ドクターG 「ああそうか、ひとり暮らしか…。来てくれる家族は?」

わたし   「遠方なので、今すぐには無理です…」

ドクターG 「じゃあ、こうしよう。くまのやさん、1時間をあげるから準備してきて。帰れるものならね叫び。」


家と病院は車で10分の距離ですが、39℃のわたしには1時間のタイムリミットはきついものがありました。

コゾー(元夫のルームメイト)に頼もうかとも思ったけれど、勤務中だろうし、なんだかんだの離婚だったから迷惑はかけたく無かったし、途中のしまむらで買い揃えることにしました。


こうして、入院前なのに外出許可証を提出し、しまむらでフラフラしながらタオルケットを物色し、家に戻り、マウンテン(洋服やタオルの山)から、よさそうなものを選んで引っ張り出し袋に詰め、なんとか病棟にスベリコミセーフで入院しました。


病室に顔を出したドクターG。

「よく間に合ったなあ叫び」 → えっ、先生が1時間といったじゃないですかビックリマーク


すぐに点滴が始まり、ベッドに横になると左下腹部の重だるさが強くなっていることに気づき…。

「手術は絶対にしない。がんばろうね。この点滴で治そうね」とお腹に話しかけていました。


そう、あの時は抗生物質の点滴のための入院だから、熱が下がれば楽になるし、炎症も治まれば退院して、すぐにいつもの生活に戻ることができると思っていたのでした。




「だって、悪い病気じゃないのだから」 



そう、嫌な予感も想像も過ぎらない、確信に満ちていた、わたしなのでした。