春なのに、まだまだ寒い野生の王国です。
暖かい日もあったのですが、特にヌーヨークのくまのや家は寒い!
万年床は底冷えします。
さてさて、入院していたさるジィ(父)ですが3月31日に無事?退院しました。
昨年、入院した時もそうだったのですが、不在の間、さるジィのベッドの上に母おっトリーが、いろんなものを積み重ねて…。
今回は社交ダンスの衣装を虫干しするとかで、何着も広げて、その上に大きなネコ達が乗っかり遊んで、ビーズやらスパンコールやらポロポロとあちこに落ちて、やめれ〜と叫びたくなる状況で退院までに元に戻すのが、一苦労でした。
さて、さるジィのお腹の張りですが入院中の大腸カメラ&胃カメラの検査で胃ガン、肝臓への転移がわかりました。
姉のリリザと主治医からの説明を受けたのですが…。
「このまま、病院で診ることも可能、家に帰ることも可能、どーしますか?」
の問いに、「もう戻れないと思う」の言葉を思い出し、家に帰してあげたいと答えました。
姉もさるジィの兄(92歳)が野生の王国沿岸部におり、今の内に会わせたいと話して退院が決まりました。
この時の主治医の心配処が92歳の御兄さんはヌーヨークまで来られるの?と言う点だったのが、姉に隠したわたしのツボです。
それと、本人に病名を言うか言わないか…。
患者の娘たちに意向を聞く気は、この先生には無く…。
「話しますよ」とキッパリ。
おどおど小動物のわたしならともかく、思ったことはその場で物申す、「アヒル口」の姉すら何も言えないくらいの、医師の意志の強さを感じました。
まあ、後々、母おっトリーから「えっ、言うの?言っちゃったの?」とか、コゾーから「オレは親父に言わなかったなぁ」とかあって…。
後悔が沸々とー。
しかし、それは責任転嫁と化し
「だって、先生が言うと言ったんだもん、しょーがないでしょ!おねーちゃんだって言えなかったのに、わたしが言えるわけないでしょ!」
と車の中でブツブツ唱える日々が数日過ぎました。
そして退院後の生活をどうしたものかと、あれこれ考えましてー。
お粥を食べていると聞いたから、軟らかく消化の良いもの準備しなくちゃとか
トリ母も体調が良い訳ではないので、サル父のショートステイの期間を延ばさないとと、ケアマネさんに相談。
退院後の介護サービスについて、すぐにプランを立てていただきました。
でも、もしかしたら、「家族に迷惑かけやんすから退院しやせん」と言うんじゃないかなとー。
その時は、そんなことないよ、戻って来ておとーさん!と看護師さんに伝えてもらおうとー。
少しウルウルもした、ホントはココロ優しき?サルの娘です
(自分で言ってみた^_^;)
いろいろ思いを巡らせて、先生の説明から1週間。
病院から携帯に連絡がありました。
「二女さんですか?急にお電話してすみません。さるジィさんが、今すぐ退院したいと、長女さんなら市内にいてすぐに迎えに来られるはずだと話しているんですが…」
ぜんぜん、想像とはちがう展開…。
かけ直しますと切ると、ふたたび携帯が鳴り…。
今度はケアマネさんからで、
「病院から『サルが退院したいと暴れている』と連絡が入ったけど、どーしますか?ヘルパーとりあえず手配しますか?」の確認でした。
検討させてくださいと、こちらも一旦切り…。
今、すぐは無理だべぇーー!と職場ロッカールームの中心で叫び!
「無理無理ムリムリ…姉も急には休めません。もう少しサルを預かってください。床屋にでもやって、気分転換させると少し落ち着くと思います。お手数おかけしますが、わがままで申し訳ありませんが何卒よろしくお願いいたします」
と早口でお断りとお願いの発信をいたしました。
その時点で、さるのベッドは手すりが無ければベッドであることがわからない状況でした😅
つづく
(いつもながら、長くてくどくてゴワセッセ)