「赤ちゃんが欲しい人の本」というのを買って、ボチボチ読んどるんやけど・・・
その中で、不妊の原因になる病気として、「子宮内膜症」のページが最後の方であったん。
たった2ページなんやけどね。
その中に、「治療法のひとつ」として
アルコール固定の事が書かれとった・・・。
アルコール固定手術という記述の仕方じゃなかったんやけど。
何か、普通に、「子宮内膜症の治療法としてあります。」
って受け止められるような。
アルコール固定手術は
膣から卵巣へプロープと共に入れた針を直接刺して、チョコを吸出し、エタノールで「焼く」(もちろんその後生理食塩水で洗浄」という治療です。
病院によって対処の仕方はマチマチで
入院のとこ、外来のとこ
麻酔するとこ、無麻酔のとこ
私は外来で、無麻酔で。
エタノールは、もれているかどうか、超音波では全くわからない。
でも、医学的に「どんなに安全に行われているとしても、少量はもれているだろう。」っていう見解があるって読んだ事あるねん。
エタノールが、腹腔内にもれると、癒着の原因になるんよ。
せやから、アルコール固定経験者は、癒着してることが多いと思うし、実際私は癒着がすごかったって聞いた。
先生は絶対言わないよね、そんな事。
それから、アルコール固定を実施するのは、日本だけ。
JEMAツツミさんから言わせると・・・もうボロクソやよね。
彼女の言い方は置いといても、結局正論やからね。
昔から、結構オイオイと思っても、内容はそうやよなぁ~~~って思う。
JEMAの情報量はハンパやないし、発行されてる本は、内膜症と臨床診断されれば、一度は読む価値あると思う。
アンケートに私も参加したんやけど
いろんな観点からのアンケートで。
でさ、アルコール固定について、全く情報量が無いに近い。
私が書いた体験記も、何か知らない間に情報ページとして紹介されたりして、医学的な観点で書いたページと、実際体験者が書くページは違うからやろうけど、なんていうか・・・少なすぎ。情報が。
私の体験談を読んだら・・・
怖くなるやろーけどなぁ
だって外来無麻酔やから^^;
アルコール固定の情報の需要は今もあるんかな?
けどね、そういう赤ちゃんが欲しい人の本でね、
アルコール固定がもたらす「危険度」がどんなけあるか。
治癒は卵巣を全摘しても、後遺症が残るくらい難しいのに。
再発します、とかね、こういうリスクを承知の上で受けなさいとか
書くべきやよ。
たかだか1300円の本かもしれないけど
情報として発信する意図があって発行するなら
一字一句、その本の主体にそった内容で発行すべきや。
同じような内容の本が乱雑する中で、ビジネスの目的なのはよーくわかるけども
本当に愛されたいと言うなら、
内膜症人口めーっちゃ多いねんから
チャンとして欲しいわ!
と思った・・・・。
んー
熱くなりすぎたわ。
でもね、ネットで情報を得る事ができる今、その情報が全て「本当」だと思う人が多いよ。
本も同じ。
情報が得やすくなった事は、本当にスバラシイ事やと思うねん。
私がネット始めた12年くらい前は、女のネット人口はめちゃ少なかったし、ブログなんてものは無かったし、体験談書いてるHPは数えるほどしかなかってん。
個人の情報発信者は結構限られててん。
ヤフーのカテゴリにも登録しやすかった。
今みたいに、結構シビアに外される事もなかったし。
けど、情報が多くなり、ネット人口が多くなり、もうね、ちゃうやんけ、と突っ込みたくなる情報はマジで多いし、言葉足らずなのも多すぎるねん!
腹腔鏡手術でも
あんた、「日帰りもできるくらい簡単で楽チン!」って書いてるとこもあるんよ。
誰が楽チンやねん!
蹴っ飛ばすぞ!と思ったよ。
まぁ、楽チンな人もいるでしょうよ。
親知らずを4本まとめて全身麻酔で抜いてしまうようなアメリカとかでは、結構多いですよ。
けど私は2週間も入院しました。
ずっと微熱があって。
人それぞれやよ。
「こうです!」っていうのはあかん!
それが情報を発信する人間としての責任やと思うわ。