最初に、アルコール固定体験記について をお読み下さい。
***アルコール固定手術とは***
腹腔鏡手術や、開腹手術の事を書いてある本は多いのに対して、アルコール固定手術の事を具体的に書いてある本は私が手術を受けた当時はほとんどありませんでした。
あっても、1,000円も1,500円もする本のごく何行か、にどどまり、私はその情報のほとんどをインターネットで手に入れました(医師にも勧められた)。
ほんとうに、出版本ってあまりアテにならないわ、と思ってしまったのでした。
アルコール固定、とは「手術」ではありますが、外来でも可能な麻酔なしで行われる手術です。
しかし、病院によって入院を要したり、麻酔をしてくれたり、やり方はいろいろ。
腹腔鏡下でも行われます。
しかし、現在のところ日本でしかされていない手術です。
この意味は、どう考えましょう・・・。
一応、途中で麻酔に切り替える場合があるので、術前検査はあります。
手術室に入る可能性のある人が受ける術前検査、ワンセット。
あと、痛みであばれるとアルコールが腹腔内にもれてヒドイ癒着を引き起こしたり、チョコが癌性だった場合にチョコがもれると癌をばら撒くことになるそうです。
***手術の概要***(外来手術)
経膣プロープを使い、その先からでる長い針を膣からダグラス窩にはまったチョコレート嚢腫に刺します。
針を刺す痛みはもちろんあります。
内容物である溜まった古い血液(チョコ)を針で抜き取ります。
チョコが古ければ古いほど粘着があるので、なかなか時間がかかります。
取ったチョコは検査に出すため、ビーカーなどに入れられます。
チョコを吸い出す時は、痛みはありますが、そんなに痛くありません。
生理食塩水を使って、2,3回卵巣内を洗浄します。これも痛みはありません。
次に取り出したチョコの8割のアルコールを注入し(エタノール)、15分~20分置いて(先生が検査棒持ったまま待っててくれる)卵巣内を焼きます。
これは、焼いてる痛みなのか、結構痛かったです。
その後、アルコールを抜きます。
針を抜いて終わり。
診察室へ呼ばれ、内容物を見せてもらいます。
病院で1,2時間休んでから、帰れます。
****************
ごくごくカンタンに感じてしまう手術です。
が、アルコール固定をした患者には癒着が多いと実証されているようです。
癒着すると不妊の原因になったり、生理痛、性交痛、排便痛の原因にもなります。
医師からはその説明はされぬままの事も多いので、きちんとインフォームドコンセントを求めた上で手術に望む方がいいと思います。
ブログランキングに参加しています^^
よかったら応援ポチ★お願いします<(_ _)>