今日は３月１１日
東日本を襲ったあの震災から
９回目の春です
今日は
お仕事がお休みで
数日ぶりのよいお天気
最近滞っていた家事を
あれこれ済ませて
子供たちと
少し足を伸ばして
繁華街に短時間のショッピングに
出かけてきました
帰宅してテレビをつけたら
９年前のあの日の映像が流れていて
黙祷のあと
しばらくぼんやりそれを見ていました
当日
古い団地に住んでいた我が家
学校から帰宅してすぐに
遊びに出るという息子を送り出して
私はテレビを見ながら
遅い昼御飯を食べていました
突然の衝撃から
ぐらぐらと揺れ始め
それは、すぐに強い揺れに
古い団地の五階
壁や柱のきしむ音
食器棚からは食器が飛び出し
冷蔵庫がぐらぐら動くのを
テーブルの下でがたがた震えながら
見ていました
あんなに怖かったことは
後にも先にもあれが初めてだったように
思います
揺れがおさまると
今度はまず子供たちが頭に浮かび
上着を着るのも忘れて
一階まで降りました
直前に出かけた息子の姿を
見たときは、本当にほっとして
その後
まだ、学校から帰らない娘を迎えに
学校まで走ったのを覚えています
通りかかった大きな公園の
見上げるほどに大きな大木が
がさがさとしなりながら揺れるのが
本当に怖くて
娘を見つけた後
携帯のテレビで見た津波の映像に
娘のお友達のママと
絶句したのも
つい昨日のことのようです
嫌なこと
悲しいこと
辛いこと
生きていると
色々なことがありますが
突然に
愛する家族を失うことほどに
辛いことなどないと思っています
私と子供たちにとって
夫は愛する家族の一人でしたが
災害によって突然家族を奪われる
ことに比べたら
嫌な部分を見尽くして
さよならの選択をするほうが
まだ、ずっと楽だと…
そんな事を考えてしまいました
大切なご家族を亡くした
すべての被災者の方に
いつか
癒される日が来ることを
毎年、この日
切に願っています