満たされたの。
友人がそう連絡をくれた。
「 なんだかすごく満たされて、もう大丈夫って思った 」
そう言った。
ちっちゃい頃よくつくってたすり傷（今も割と、だけど笑）
こけて
膝擦りむいて
血が出て
しばらくして
かさぶたができる。
そこから
皮膚にできた黒っぽい、茶色っぽい
ぽこっとした「モノ」が氣になってくる
ちょっと痒かったりなんかもして
むやみに触ったり
ちょっとつっついてみたり
剥がれるかなって爪で引っ掻いてみたりして笑
で、まだ剥がれる時期じゃないのに無理に剥がしてまた血を出してみたり笑
最近ワークがとてもたのしいらしい
わたしは
友人の話を聞いていて
なんだかかさぶたみたいだなって思った。
わたし達は過去のいろんな出来事に勝手に傷ついて
その経験に感情を勝手にくっつけてトラウマをつくる
トラウマたちは
ただ癒されたくって
ただ自分に眠る想いに氣付いて欲しくて
「 ここだよ 」って出てくるだけなんだ
そんな傷（ここでは傷って呼んでみよう）を
見ないふりしたり
なかったことにしたり
変にドラマチックに捉えて余計に落ち込んだり
同じような現象がまた起きて
それに四苦八苦したりする
んー
そうか、傷ついてたのか。
それは、どんな感情だったんだろう。
事実はどんなだった？
本当は何をしたかった？
言いたかったことはなんだろ？
伝えたい想いはあったかな？
時に
弱音だって吐きながら
怒ったり
泣いたりもしながら
分析して
掘り下げて
事実と、解釈と、それから感情を分けていく
過去の傷は
ゆっくり時間をかけて癒されていく
無理やりべりって剥がすんじゃなくって
内側を
ゆっくりゆっくり満たしていく
そうやって
本当の自分と
自分の源と
再会したとき
その傷、もう要らないよ、大丈夫だよってなったとき
かさぶたはぽろって剥がれ落ちるんだろうな
新しいうすーい皮がそこにあって
突っ張ってた動きが
固まってた思考が
本来の働きを取り戻すんだろうな。
本当に
絶望の中から
長い時間をかけて戻ってきたであろう友人の言葉を聞きながら
わたしは
これからだなって思った。
そして
隠さずにたくさんの想いの過程をさらけ出してくれる友人がいることに
目を見て真摯に話を聞いてくれる人がいることに
静かにハグをして愛を伝えてくれる人がいることに
わたしが言葉に出すのをじっと待ってくれる人がいることに
今日という日を、一緒に過ごして笑ってくれるあなたに
ありがとうって、そう思った。
紅葉、すごく美しかった。
木々が季節で移り変わるのを見るのがほんとに、ただ、すき。
最近
すこーしずつ肩の力が抜けてきたなぁ
とても良い旅だった。