マタニティヨガの身体的な効果は大きく2点あります。
② 骨盤底筋群を柔らかくする。
今回は、②骨盤底筋群のご案内です。
妊娠中に最も鍛えたい筋肉は骨盤底筋群です。
恥骨と尾骨を結ぶ筋肉群。
数種類の筋肉が網目状に重なりながら群となっています。
昔はハンモック状と言われていましたが、最新の研究ではドーム型であることが分かっています。
この骨盤底筋群、特に会陰の部分。会陰筋。
陣痛は、
内子宮口+子宮頸管(産道)+外子宮口(会陰)が三位一体となって筋収縮を繰り返すこと。
そのうち、内子宮口が最大に開き子宮頸管長が短くなり会陰と一体となって赤ちゃんが出てきてくれます。
赤ちゃんが生まれてくる力を助けてあげるには、この骨盤底筋群を普段から柔らかく保つことです。
逆に、骨盤底筋群が固く硬直している状態は、陣痛を長引かせる要因になってしまう恐れがあります。
なので、骨盤底筋群の柔軟性を高めることがマタニティヨガの最大の身体的目標とも言えます。
・硬く懲りすぎて動きにくい骨盤底筋群にならないように。
・子宮の重みに耐えきれず強さを失ってしまった骨盤底筋群にならないように。
強くしなやかな柔軟性を備えた骨盤底筋群を目指します。
ちなみに、昔の女性は、
月経血コントロールや雑巾掛けや畑仕事で自然と骨盤底筋群が鍛えられていました。
実際、予定日間近の妊婦さんが、
助産師さんから雑巾掛けするように勧められたというお話もうかがいました(^ ^)
しかし、残念ながら、生活習慣の変化とともに現代女性は骨盤底筋群の柔軟性が失われていると言われています。
だからこそ、妊娠期間中に意識的に骨盤底筋群を鍛える必要があります。
また、骨盤底筋群の柔軟性は産後ケアにも大いに関係があり、
産後の骨盤の戻りを良くし、尿漏れを防止し、下腹ぽっこりお腹の予防にもなります。
※産後の骨盤底筋群については↓こちらもご参照ください(^^)
マタニティヨガのクラスでは、
ご自分の骨盤底筋群の柔軟性をチェックしたり、マッサージ方法をご案内したりしています。
・ぜひぜひスタジオまでお越し下さいませ(^^)
・有明ヨガサークルではマタニティヨガや産後ヨガのプライベートレッスンも承っています(^^)
・こちらの記事もご参考になれば(^^)
⇒マタニティヨガのポーズご紹介