一昨日散歩中に、スマホに流れてきた中村哲医師死亡のニュースを見て、私は悲鳴を上げてその場に泣き崩れました。

中村哲医師、そして共に亡くなられた運転手さん、ガードの方々の御冥福を心からお祈りします。

ご家族のお気持ちを考えると、常に覚悟していらっしゃったとは思いますが…その悲しみは計り知れないものでしょう。心からお悔やみ申し上げます。


私が中村哲医師の存在を知ったのは5年前、埼玉で看護師をしている親友から、「アフガニスタンで活動してる中村哲医師の力になりたいから、現地に看護師として行きたいと思ってる」という話を聞いた時でした。  

(でも、アフガニスタンは危険なところなので、女性は連れて行けないと言われ断念したと言っていました。)

それからすぐに、二人で中村さんの講演会に行きました。
中村哲さんのお話で一番印象に残ってるのが

「’私には世界を平和にすることはできないから、とにかく私にできることをやるしかない」

とおっしゃってたことです。

アフガニスタンの人々を救いたい。そのためにできることはなんでもやるという熱意が伝わってきました。

白衣を脱ぎ、アフガンの人々と信頼関係を築き、井戸を掘り、用水路を掘り、荒野に命の水を行き渡らせる。

この世に神様は存在しないけど、神様みたいな人間はいるんだと感動した私は、DVDや本を購入してペシャワール会を応援することにしました。

えみちゃんの許可を得て、フェアリーでは他にも色々と寄付をしていますが、ペシャワール会は、アフガニスタン全土に用水路を拡大するという明確な目標があり、会報で詳しく知ることができるので、支援のしがいがあり、会報を読むのも楽しみでした。

ずっと、ペシャワール会のボランティアをやりたいと思っていますが、行動力のない私は結局やっていません。今はそのことをとても後悔しています。

ブログを書いてる今も涙が流れてきます。

私の中で中村哲さんはとても尊い存在だったのだと、気づきました。

私は日本で何不自由なく生きていますが、それはたまたま日本に生まれたからで、もしもアフガニスタンに生まれていたら、飢えと乾きで泥水を飲み病気になって死んでしまっているかもしれません。

アフガニスタンだけではなく、飢えと乾きに苦しんでいる人々は世界にたくさんいる。
その事実を知っていて涙を流すことはあっても、それは日常の中のほんの一瞬です。

中村哲さんはその逆で、そのような環境にいる人々のために尽くすことが日常であり、自分のための時間はほとんどなかったのではないでしょうか。

アフガニスタン全土に用水路を作りたいという中村哲さんの夢は、いつのまにか私の夢になっていました。きっと支援している人みんなそうだと思います。

世界中に、泣き崩れている方がたくさんいることでしょう。

泣くのをやめて前を向かわせてくれるのは、2008年に現地ワーカーの伊藤和也さんが亡くなった時の中村哲さんの言葉です。

「憤りと悲しみを友好と平和への意志に変え、今後も力を尽くすことを誓う」  

中村哲さんの辞書には、報復などという言葉は存在しません。そんなことをしている時間はないのです。

私はこれまで以上にペシャワール会を応援していきたいし、そのためにも一生懸命働きます。

NKKが、中村哲さんの活動を紹介した番組を再放送するそうです。

みんなこの番組を観て、中村哲という偉大な日本人医師が存在したことを知って、誇りに思ってほしいです!!


こんな下手くそな文章を、最後まで読んでくださって、ありがとうございました😊


















中村先生、36年間本当にお疲れ様でした。
人間にとって大切なものはなんなのかを教えてくれたのは中村先生です。
ありがとうございます。

働きすぎだったのではないですか?
天国ではどうかのんびりと、たまに下界を見下ろして見守ってくださいね。