母に支えてもらいながらの生活。
本当なら、私が母を支えてあげなくてはいけないのに…。
自分が情けなくて仕方なかった。
見えない目
痺れて重い身体。
情けない……。
涙がこぼれた。
日中は私と次女の2人っきり。
いろんな不安が私を襲って、心が何回も何回も折れかかった。
折れる時もあった。
そんな時
いつもそばで助けてくれた…
次女の笑顔。
私の心が、もう頑張れないと悲鳴を上げると
次女はいつも私の隣で話を聞いてくれた。
涙であふれる私の顔を見て
次女はいつも何かを問いかけてくる。
私にはそれが
いつも…
『お母さん。大丈夫☆』
そう聞こえた。
悔しくて悔しくて
涙が止まらない時は
小さな小さな胸をかしてくれた。
私の頭より小さな小さな胸。
でもその胸は
あたたかくて優しかった。
情けない私を支えてくれた。
そんな次女のスヤスヤと眠る顔を見ると、私はいつも申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
普通のお母さんから産まれていたなら…
もっと幸せだっただろうに…
普通のお母さんで…
いたかったなぁ…。
胸を張って
「あなたのお母さんよ!!」
…って言えない私。
本当に本当に情けない。
次女の眠る顔をみてまた落ち込む。
不安との闘いは
そう簡単には終わらない。
強くならなくてはいけないと思いながら、弱い自分がすぐに顔を出す。
強くなりたい……。
毎日そう思いながら過ごす時間。
家から出るのは、病院の時くらいとなってしまっていた。
その唯一の外に出る時間が…
また私の不安を掻き立てる。
そう…
私は他の人たちとは違う。
みてはわからない障害の辛さを…
目の当たりにする日々が始まる……