私。⑧『普通』 | 脳梗塞の妊婦。そして母。

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誰もが

怪我や病気になることなんて考えてなくて。




誰もが

普通に生きていけるとしか思っていなくて。







私も


それが普通だと思って生きてきた。







でも…


私は違った。






それは突然やってきて…






心も身体も

追いつかなかった。





追いつかないまま

始まっていった。










私みたいに

突然に闘いが始まった人がきっといると思う。





そして


その闘いを乗り越えた人もいれば



今も闘い続けている人もいる。




私は…





今もまだ闘っている方。




乗り越えられる日を願いながら。













半年ほど前かな。

何気にみていたTV番組。


半盲になって、TVをうまくみることができなくて、悔しくていつもは観ないのに、なぜかみていた。






産まれながらにして、顔に大きなあざができる病と闘っている方のこれまでの人生だった。




たくさんの

たくさんの



壁とぶつかってきたこと

苦しんできたこと

闘ってきたこと


をやっていた。





産まれてからずっと

壁との闘いだったという。







その方の生きてきた道を考えたら



こみ上げるものがあった。

押さえきれないものがあった。


それをふと思い出した今日だった。




その方が最後に残した言葉。


















知らないから


普通じゃない。






知っていたら


普通になる。















心に大きく響いた言葉だった。




あざのことを、みんなが知らないから偏見の目でみる。

もし、あざがあることの方が当たり前だとしたら…。

あざのことをみんなが知っていたら…。





その方が話されていたこと。




『私はあざがあることで、小さい時からいじめられ、バイキンのようにみられてきた。
いつもこのあざが恥ずかしくて気になって、外にもでずに家にこもりがちだった。

大人になり、ようやく少しずつ自分でも受け入れるようになり、やっと外の世界にも出てみようかなという気になった。

でも、まだまだ辛いことはある。やっぱりみんなは私の顔をチラッとみて見なかった振りをする。

私はやっと今になっていえることがある。

『見てほしい』

こんな風に生きている人もいることを知ってほしい。

一人でも多くの人が知れば

『普通』

になるから…。』









その言葉が忘れられない。







私は

見た目にはわからない障がいを持っている。



両目とも左側半分が見えない。


左側半分の身体が、常に痺れて重くて痛い。





あの日からずっと。





この壁をどうにかして乗り越えようとしているけど、なかなか簡単な壁じゃない。



周りからはわからない壁。


私にしかわからない壁。






本当に苦しい。






自分が嫌になる。





でも…



生きなきゃいけない。





私は…

生きなきゃ。






不安が私を襲う。


誰も気がつかないところで。




…苦しくて


…悔しくて



たまらなくなるけど







生きなきゃ。















知っていたら

普通になる。







私の障がいは言わないときっとわからない。





複雑で…


つらいところでもある。




何を

どうしたらいいのか




考えてしまう私。





でも



生きなきゃ。











私の普通はきっと…





私にある。





私にしかわからない障がい。






私の心が普通になったとき


きっと






普通になる。









なかなか普通になれなくて


不安になる。



もうダメだって思う。



悔しくてたまらなくなる。









…でも

そんな私のそばで


そんな私の隣で





いつも笑ってくれる

人がいる。




私の

『普通』を



見つけてくれようとしてくれている。





私の

『普通』を



探してくれようとしている。




私…








…ために

ならなきゃ。






…ために

生きなきゃ。




みっちゃんのブログ-20110212114217.jpg







守るために…






生きなきゃ。





普通になりたい




私。









次第かも。