蝉の昆虫としての立ち位置は微妙。


・カブトムシ、クワガタほど子供にありがたがられない。

・意外にすぐ捕まえられる

・捕まえたからといって飼ったらすぐ死んでしまう

・バルタン星人のモトネタ

・地下生活6年目の後の短い命(有名)

・鳴き声(有名)

・ゴキブリほど立場がはっきりしていない。



・禅と漢字が似ている(重要)



蝉はもしかしたら、、、土の中にいるときが本当の蝉なのかもしれない。




蝉は、


沈黙以外の主張を拒み、


暗黒の中で、その世界の矮小さを恥じず、


自分の内側しか認識することができない無限の時間、


考えることだけを経験とし、考えることしか知らず、


灼熱の中、最期を迎える直前に、心の血飛沫と痛みを伴って、自らの背中を激しく破り、


敢えてその体を硬く醜い異形とし、泣き叫び、泣き叫び、泣き叫び、


土に還る




一生をかけて禅業を行う蝉。

「昆虫としての立ち位置微妙」とか言ってすみません。