記録用に
書いておこうと思います
金曜日の夜中の事です
寝る前に、買って来たイオン飲料を
シリンジでほんの20ccくらいあけました
それと、少しでも栄養があった方がいいかな
と思ってスムージーにしたいちごミルクを
数口、これもシリンジであげました
飲み込みを確認して
しばらくしたら
寝息を立てて寝ていたので
みかんも安心して
吉宗さんの隣で
眠りに付きました
いつから
息が荒くなっていたのか
分かりません
気がつくと
息を吸うのも、吐くのも
出来ていないのか
本当に苦しそうな吉宗さんが
いました
びっくりしたみかん
飛び起きて、身体を触ると
熱いんです
保冷剤は温かくなっていたので
保冷剤を取りに行き
携帯用の酸素を持って
ついでに母に声をかけました
病院に運ぶ方がいいか
このまま看取るか
悩みながら、母に聞いてみると
「もう、可哀想だから病院は良いいんじゃない?」
そう言われて
確かに延命処置をされても
この先、元気になるとは限らないよな
と思って
そのまま吉宗さんを抱き抱えました
でも、出来る事はなくて
時々酸素を吹きかけたり
背中をさすったり
あとはずっと
泣いていました
ありがとう吉宗
苦しいのにすぐに気が付かなくて
ごめんね
大好きだよ
もう、頑張らなくて良いよ
吉宗は、偉い子だね
一杯頑張ったね
母さんの自慢の息子だよ
母さんは大丈夫だから
安心して逝っていいからね
母さんが逝く時は
ちゃんと迎えに来てね
待ってるからね
愛してるよ
世界で一番大好きだからね
吉宗は、不動の一位だからね
そんなことを身体をさすりながら
話しかけていた気がします
良く覚えていないんです
どれくらいの時間が経ったのか
分からないけど
段々と呼吸の間があいて来て
最後に吸ったきり
この辺りもあやふやで
吐いたのが最期だったのか
吸えなくて最期だったのか
とにかく
呼吸は止まってしまいました
ずっと前に
まだ吉宗さんの耳が聞こえてた頃
吉宗さんの耳元で
いつか母さんより先に
逝く事があったら
母さんがいない時に
一人で逝くのはやめてね
吉宗が旅立つ時は
母さんの胸の中で
母さんが抱きしめてるからね
と伝えていた通り
みかんの腕の中で旅立ちました
親孝行な吉宗さん
夜間に救急搬送してから
後少しで、1ヶ月でした
この約1ヶ月で
ちゃんと覚悟を持たせてくれて
いきなりいなくなるんじゃなくて
少しずつ吉宗さんがいなくなる事に
慣れてから旅立ってくれました
本当にきっと最期まで
みかんの事を考えてくれてた
そんな気がしています
今日も
キュンキュンと
みかんを呼ぶ声が聞こえたり
不意に涙が込み上げて
泣いてしまったりも
しました
こんなにツラいなら
会わないほうが良かったのかとか
考えたりもしたけど
この16年間は
本当に楽しかったです
明日虹の橋を渡る吉宗さん用に
ダンボールを
可愛くデコレーションしました
甘えん坊で
みかんがいないと
クゥンクゥンとないていたので
淋しくない様に
2人で撮ったお気に入りの写真を
プリントアウトして来ました
それから
感謝の手紙を書いてみました
書きながら
吉宗さん、字読めるのかな
とか思ったけど
みかんの服でくるんで
抱きしめてる感じで
虹の橋を渡ってもらおうと
思っています
でも、
淋しいよ
もっともっと
一緒にいたかったよ
もっともっと
抱きしめたかったよ
もっともっと
キスをしたかったよ
吉宗…
愛しているよ
手紙にも書いたけど
いつかみかんが
そっちに行くときに
迎えに来てね
それまで
虹の橋で待っててね
胸が張り裂けそうに痛いです
明日、ちゃんと
見送ろうと思っています