その日初めてアイツから電話が来たワケだけど、実はそのちょっと前にアイツからおかしなメールが来た事があった。



あっちの家を出た時、偶然にも私はアイツの銀行のカードを持って出ていた。




一緒に暮らしていた間、財布の紐はアイツが握ってた。


お金にうるさく、何かあるとすぐに

働いてないクセに

と言われたから、私はお金関係は全てアイツに任せた。




それが、ちょうど新居に引っ越して少しして、普通の家庭のように、妻である私がお金の管理をする事になった。



アイツにやるように言われた。



本音は憂鬱だったけど。


どうせまた色々チェックされるだろうし(過去にチェックされた)、私自身が働いてない事も変わってなかったし。


だから嫌々ながら始めた事だった。


それでカードを持ってたんだ。





もちろん、すぐにアイツからは

カード返せ!!!

というメールが来た。




でも返さなかった。



正しくは返せなかった。






今まで何度も何度も別居になったけど、アイツはそんな時、生活費を渡してくれなかったから。




実家にいるなら実家で面倒みてもらえばいいだろ


と言われた。






だから、また同じ事になるのが分かっていたし、ちゃんと説明をして返せない事を伝えた。



毎月一定額を決まった日に私の口座に振り込む


という約束をしてカードを返したところで、アイツはそんな約束は守らない。




代わりに私がアイツの別の口座に、毎月決まった額を振り込んだ。


車検や何かでまとまった額が必要な時は、連絡をもらえればすぐに振り込むという事も伝えた。




もちろん私は無駄遣いなんて一切しなかった。




月に3万だけを自分の分として引き出しただけ。



父親の葬儀の時だって、そっちのお金には一切手をつけなかった。





話は戻るけど、そのお金に関するメールがアイツから来たんだ。


いくら必要だから振り込んでくれ


とね。



その時のメールに、


あと、これからは何か連絡したい事がある場合は、メールではなく文書にして送って下さい


という一文があった。








それを読んですぐにピンと来た。



あぁ誰かに入れ知恵されたんだなとね。



多分親戚辺りだろうと思った。




調停離婚という事が伝わって、弁護士をつける気でいるんだなとね。






何となく、そういう事を言いそうなさ、思い当たる親戚がいたんだわw








だからそれを電話の時に聞いてみたんだ。



あれって誰に言われたのよ?と。







やっぱり私の読みは当たってた。




アイツは必死に弁解していた。



あれは俺が頼んだんじゃない

親が勝手に親戚に頼んだんだ

勝手にやられたんだ

俺じゃない

俺じゃない


とねw




いや、だってアンタ受け売りでも


文書にして何たらかんたら言って来たじゃんw



ちゃんと親戚からの入れ知恵に乗っかってたじゃんw




なのにナニその『俺じゃないアピール』w




失笑だった。








そして、相変わらずなんだなという事を思い知った。




基本的にアイツの家族はまともに機能してなかった。



とにかく会話がない。


家を買う時だって報告すらしなかった。


私が何度頼んでも、

別に必要ない

で済まされた。




そんな機能していない家だったから、私がどんな嫁として扱われていたのかも何となく分かってた。



今まで自分の息子が何をして来たかも分かってない。




単に我慢の足りない嫁


それだけなんだろうと思った。




離婚原因がDVである事も、きっと分かってない。




そんなだから、調停離婚と聞いて


慰謝料をぶんどろうとしてる最悪な嫁

カードも返さない金しか頭にない嫁


でしかないんだろうとねw





何にも伝わってない。



何故、調停離婚にするつもりだったか、というよりせざるを得なかったのか。



何故銀行のカードが返せなかったか。




全く伝わってない。



アイツが一切話さないんだから当たり前なんだ。





弁護士費用ならうちが立て替えてあげるから!!!

調停離婚にしなさい!!!!


なんて、親戚からは言われたらしい。




その親戚って事業やってんだか何だかで、お抱えの弁護士がいるんだってさw



因みに私はアイツ方の親戚には会った事すらないw


アイツのお兄さんにも会った事なかったw



どれだけまともじゃないかが分かると思う。









何だかもうね、開いた口がふさがらないというか。





心底ウンザリした。



アイツにもアイツの親にも親戚にも。






住む世界の違う人達。





この電話で、一気に気持ちが萎えた。




きっとこういう事なんだろうなと思い知った感じだった。




結局、こちらがどんなに訴えてたところで、それを汲み取ってもらえるのか。


調停委員にしたって色んな人がいるだろうし、どんな人に当たるかも分からない。




アイツの家族みたいな、無料法律相談の時の弁護士みたいな、そんな相手に周りを固められたら、私は何をどう訴えればいい?




最初はさ、調停離婚で埒があかなかった場合は、法テラスで弁護士を探すつもりでいた。



だけどこれだってきっとすぐには、理解ある人には巡り会えないだろうと思った。






私にそれを探し続ける精神力があるか?


お金はあるか?





きっとどちらもない。





とにかく、私絡みが異例すぎるんじゃないかと思う。



フラッシュバック、鬱病、親の介護、友人の死。



そんなものが続いて、こんなにも離婚が伸びた。



これは私の問題だ。



きっと非があるんだろう。





私がどれだけ傷ついて来たか、きっとそれの説明も証明も難しい。



実際、DV記録としてつけていたメインブログも、資料作りの時に主なものを時系列に沿って抜粋してみたんだ。






だけどさw



アイツにこう言われた。


こんな事をされた。






文章にしてみると、何か全てがどうって事ない気がした。



ただの被害妄想な女が、あれされたこれされたと騒いでるだけ、みたいな感じがした。




それほどまでに今まで数え切れないくらい、色んな事をされたし言われたんだ。




だけどきっと伝わらない。



被害者本人の私がそう感じるのだから、第三者にはそれ以上に伝わらない。




例えば火傷の時の写真もない、診断書もない。


決定的な証拠もなく、隠し撮り的なものもなく、あの酷さを一体どう伝えればいい?w






もしかしたら無理なのかも知れないなと、初めて思った。





またつづく!!!!