今夜、友人と夕食。

10代のころからの付き合いで

お互いほとんどのことは知っているのに

あたしの離婚に至ったころの話はしていなかった。


二年前、離婚が決まり

やっとあの男が家から出て行ってから

ごく親しい友人4人を呼んで、報告がてらいっぱい飲んだ。

でも、そのときは細かいことは話していなかったので

今夜、そのうちのひとりに

3月3日の話し合いの、それでもほんのさわりだけを話した。



2年2か月も前のことなのに

昨日のことのように話せる。

それもうまいこと、かいつまんで「あらすじ」だけを。

それでも、怒りは昨日のように燃え上ってくる。


憎くて別れた相手のことだけだったらこれほど引きずらないのに

そこに鬼姉たちが入るから

怒りはすぐに再燃する。二年経っても、あっという間に。





調停を不成立にして行方不明になり

裁判にも無断欠席。

その後、家には戻ってきたが会社はクビ、

結果、離婚と500万の支払い、家から出ていくとの裁判結果も守らず

部屋から出ることなく飲み続け

救急車を呼び入院させてあげた。


そのときに布団の下から包丁が二本・・・・。



入院先の病院でお互いの身内で話し合い。

むこうが500万の支払いを無視し

弁護士費用さえも払わず

国が決めた、そんなことに意味はないと

わたしに200万弱を払えと姉たちが言って

わたし以外の人たちは丸く収まった、あの3月3日。



長姉の言った言葉が忘れられない。



「あたしたちが間に入ればすぐに離婚できたのよ。」




「あたしたち」じゃなく「お金」でしょ。

払いたくなかったから調停、裁判と頑張ったのにね。



姉のうえに「義」がつけばいいものが

「実」なだけに始末に負えない。


40近い娘の結婚に浮かれまくってる人に

まだ二年もまえの話で

これほど憎んでる身内がいるなんて思いもつかないことでしょう。



布団の下の包丁二本を

「自殺するためだったんじゃないの、かわいそうに」と言った次姉の

異常さは、長姉を超えるけど。





この二年、この鬼姉たちと

ニアミスはあっても逢わないですんでいたから

穏やかに来たけれど

来月の姪の結婚式に顔を合わせて、

あたし大丈夫なんだろうか・・。


鬼姉たちの声が聞こえるだけでもいやなのに

中断している自立支援にまたお世話にならないように

なんとか乗り切りたい。