昨日は子どもの誕生日だった。買い物に行く。ベイブレードが欲しいのだそうだ。ついでにスーパーに寄って食材を買うことにする。

誕生日だよ。何が食べたい?

「たまごかけごはん」

いや誕生日なんだが。

「たまごかけごはんがいい! たまごかけごはんがうちゅうで一番すき!」

宇宙って……からあげとかさ。

「たまごかけごはん!」

わかったよ。他には?

「のり」

のり?

「たまごかけごはんにのりのせるの」

……。いいけどさ。

「あ!」

何?

「あとおしょうゆ!」

そ、そうだな、大事だな、しょうゆ。

「おみずも」

……ホントにさ、何も食べさせてない子みたいじゃないか。父ちゃんはマグロ食べるぞ、マグロ。お前はどうする?

「たべる! たまごかけごはん、たべてから」

そういうわけで、子どもは本マグロの刺身を齧りながら卵かけご飯をかき込んでいたのだった。


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飛び込めっ男の科学くん

5.00点 ( 7人中)

川口 友万
ぶんか社
2010年11月11日



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