本日21時~テレ東「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!」
http://www.tv-tokyo.co.jp/sokontokoro/
出だし15分に出演。


命知らず! 燃える科学者と紹介されているが、ディレクターがビデオ作るときに勝手にキャッチを入れただけで、俺は科学者じゃない。俺は物書きで、物事の真偽・是非を科学の視点で調べるのが得意技。おとといからうちに呪いの雛人形が来ている。


この人形、40年前に父母娘の3人家族が購入、毎年飾っていた。10年ほどして、あれ? と気がついた。歯が生えている? なんとなく顔つきも変わった気がする。気持ち悪くなって、納戸の中に放り込んで出さなくなった。最近、家の掃除で出てきたので、お父さんがほかのものと捨てようと業者に電話したら急死。その後をお母さんが片付けて、ごみの日に出そうとしたらこちらも急死。


突然、両親がなくなり、何かおかしいと娘は拝み屋を呼ぶ。拝み屋は、「何かよくないものが納戸の中にある。人形……のような?」


あ! と娘。出してきた雛人形、これはよくないと拝み屋。お札をぺたりと貼った。貼ったはいいが、処分できない。捨てようとして2人殺されているのだ。


で、怪談作家のにしうらわさんがその話を聞き、見せてほしいと言ったら、あげますと渡されてしまったのだ。処分しろということらしい。処分したら殺されるのに、どうしろと。


夜中に箱の中でカタカタいうとか妙な臭いがするとか、にしうらわさんが言うので、じゃあ動くかどうか調べようと借りているのだ。


動きゃしねえ。


臭いのは臭い。たしかにちょっと歯も生えている。ひなちゃん、ねずみっぽい。でも動かない。捨てようとしないとだめなのか? 電磁場計の出番がないぞ。


動けばネタにするのに、困ったもんだ。


今晩のテレビでは

・ポテトキャノン

・テルミット反応

・備長炭ライトセーバー

・磁性流体

・光るピクルス

・竜巻マシン

をやっている。元ネタは拙著「あぶない科学実験」(なぜこのタイミングで在庫切れなんだとアマゾンの仕入れ担当者を問い詰めたい。お届けを一週間ほど待ってもらえますかね。大きい本屋さんの科学書のコーナーにもあります)。

http://www.amazon.co.jp/dp/488392730X

http://books.rakuten.co.jp/rb/item/6433844/


かなり微妙な説明になっているのは、本からのネタじゃなくてあくまで街の変な実験おじさんということにしたかったから、だ。ちなみにポテトキャノンにジャガイモを突っ込んでいる棒は、撮影場所の採石場の下にある八百屋で、おばあちゃんからもらった竹。現地調達の臨機応変さは大事。


テルミットは最初の予備実験であまりにしょぼくて頭抱えられたが、本番一発で中華なべ溶解、大成功。ほらおじさんの言った通りだっただろう。うまくいくんだよ。


次もやるとかやらないとかいう話で、今日の視聴率しだいだそうである。ネタがないから、いいよ別に、と思わなくもないが、何をやってもいいとも言われるとその気にもなる。おうちにニールセンの視聴率マシンがある方、よしなに。