キルリアン写真というのがあって、ロシアのキルリアンさんが見つけた写真技法で、対象に高圧電流をかける。すると周りにコロナ放電という放電現象がおきる。

それはそれなのだけど、これをキルリアンさんは生体エネルギーなんだという。生体エネルギーに沿って放電が起きてるんだという。オーラが写っているという。

生体エネルギーは場を作り、生体の周りをぐるりと取り囲む。生体が切れたり壊れても、生体エネルギーの場は全体として存在する。怪我をしても魂は欠けたりなくなったりしないのだ。

その証拠というのがファントムリーフ、葉っぱを半分にちょん切ってキルリアンしても、元の葉っぱの部分までちゃんと放電する。葉っぱにだって生体場はあるのだ、という。

そんなもん、実験ミスで、葉っぱに塩水がついてそれがガラス面にひっついて葉っぱの形に残って云々と思い、やってみた。

最初、半分の葉っぱで光っているのだが、だんだん光る部分が遠ざかり、切った部分を光がカバーした。おお、本当におきるんだ、ファントムリーフ!


子どもの観察(ピカピカの1年生編)

子どもの観察(ピカピカの1年生編)


何でもやってみないとわからないことだなあ。

高電圧で葉っぱは茹だってしまう。だから断面から有機物を含む導電性のガスが吹き出す。それがガラス面に触れて結露し、そこに通電するのだろう。通電すると蒸発し、内側からガスに押されて外側へ向かい、また結露して通電し、の繰り返しで徐々に発光エリアが遠ざかる……のだろう。

オーラではないのはたしか。塩水でコロナ放電が起きるからだ。

まだ実験段階。もっときちっとビューティフルな写真を撮るべく、トライ&エラーの最中である。