『 月と蟹 』を、父が、図書館から、予約して、借りていたので、

私が、先に読みました。


最近は、頭痛がひどいので、なかなか、一気に読み進める、とまでは

いかなかったのですが、


最初、数ページ読んで、やっぱりいいって、父に渡して


でもやっぱり読むって、なって、

大体、3日くらいで、最後は、夜中中、一晩で読みました。


道尾秀介さん、この前、受賞なさいました。

おめでとうございます!


TVで、ご本人を見たら、とっても若くって、びっくりしました。


道尾秀介さんの、作品は、父がはまっていて、聞く程度だったのですが、


なんだろう? 最後の、シュールな?怖さと、ぞぞぞーっとした、感があると

いう、印象を、父から、聞いた感じでは、持っていて


で、きちんと、読んだのは、この、『月と蟹』 かな? わたし。


最初、子供の世界というのは、やっぱりこういうところがあるのかと、

そして、読み進めるうち、春也のことが、なんとなく、


私の予想通り・・・だろうなあ・・・と、思って、ああ、やっぱり、そうだった、と

おもって。読み進めるうちに、最初のほうで、なんとなく、予測がついて。


ただ一言、最後の願い事であるはずの、主人公の慎一の、ある一言は


「!」


(ここは、本で読んでくださいネ。)


私には、意外だったというか、後で、思うと、やっぱり、ああ、そうなるのかな?


と、かんがえたり。・・・とすると、やっぱり、さすが!? 道尾秀介さんの描く世界は、やっぱり、とか

思ったり。


子供の世界は残酷で、大人の世界は理不尽で、でも。大人の世界では、自分では、きちんと

折り合いをつけているつもりでも、やっぱり、みんな、どこか、苦しくって。


子供の世界だからこそ、残酷で、だからこそ、純粋で、涙するのか。


単純に、”普通の” 喜怒哀楽だけで、生きられることが出来たらどんなに楽なのか。


大人になったら、それまで、人とかかわった分だけ、傷つけて、傷ついた分だけ、


自分に帰ってくるものは、やっぱり、業というか、そういうものなのか。


そしたら、どうして、生きていけばいい? 色々背負うのは、しんどいはずなのに。


もう一人の、女の子の、最初、隠した、感情をそのまま、そう、受け取ってしまって

(そのまま読んでしまって)


後で、、、やっぱりと、思う、

感情を隠すのは、うまい、子、と、いうものは、いちばん、しんどいのではないだろうか。。。


と、重ねたり。 


だから、その子に、慎一は、残酷なことを願ったのか。


子供は、ちいさいながらに、必死に生きている。


いい子でいるには、しんどくて、みんな、いろいろあって、みんなで、幸せになれたら、一番いいのに!


と、吐露する場面もあるが、たしかに。


気づかないふりをしてくれているのも、ありがたいことで、でも、やっぱり、どっか

そういう、違和感には否めなくって。

 

(これは、私が、人と、あんまり、きちんと、対峙したことがないからだろうか、、、考えたりも。)


そういうような、なんだろう・・・? 本の、説明そのものの、本の、キャッチコピー?のままの

印象のとおりで、の、感想を、ありきたりだけど、持ったのでした。


最後の方、ちゃんと? 春也と向き合った?慎一は、少し、うらやましいかもしれません。


ただ、すこし、もっと、ぞぞぞっーとした、


期待したのは、もっと、シュールな、もっと、他の作品みたいに、ぞぞぞっーとした世界観だった。


と、いうのが、私の、感想です。


十分、結構怖いんですけどね。


もっと、と、思ったのは、


読む前から、道尾秀介作者さんのいろんな作品のことを

いっぱい十分に、十分過ぎる程、聞いているからかもしれません。


だから、もっと、ぞーっっと、するのかな?と 最初に、

思いすぎたせいかもしれません。


でも、久しぶりに、頭痛と戦いながらも、結構、最近の、私にしては、

一気に読み進めた作品でした。