最後まで味わい尽くす。


なにを?

人生を。


今までの人生をざっと振り返るだけでも

俗に言う 生き急ぐ 感が強い。


看護師を目指して

寮生活。

勤務と勉強の両立。

真面目一辺倒でもなくて、合間には

当時はバブル期後半。

繁華街も近く飲み会やカラオケにも精を出す毎日。


看護学生としては、五年間、この生活を続ける。


その後、一人暮らしを始め

一年を待たずに今の夫と一緒に暮らし始める。


すぐに結婚、出産。

3人の息子を得る。


1人目は育児休暇らしきものをとる。

2人目は産休だけですぐに職場復帰。

3人目は育児休暇をとりその後職場復帰。


あとは、子育てと職場との往復。

時々夜勤もやったりして

かなり、仕事に育児にと邁進したんだと思う。


30歳後半くらいからは、

暇を見つけては自然療法の類を学び。

リラクゼーション系も学んだ。


あまりに詰め込みすぎたのか

体調、こころの異変を感じ始めたのも

この頃。


アロマ、ハーブなど

心理系、波動系も網羅して

人間とは、宇宙とは、魂とか。


もともと、人体については

看護師なので苦もなく。

その奥が知りたくなる。


からだ、肉体は

ただ肉体があるだけでは生きることも

動くこともない。


そこには魂が宿り、

肉体の中でたくさんの機能が連携して動き始めて肉体が人間として生きる。


その魂は何の目的でこの肉体を動かし生きるのか。

そんなところにたどり着いた。


生きるとか、死ぬとか。


看護師になって 何をしたかったんだろうか。


間違いなくわかるのは

生きるとか、死ぬとか。

他人のそれをも、間近で見て感じたかったんだということ。


人生を味わい尽くしたくて

今この時を人間として地球上で生きている。