欧州チャンピオンズリーグ06-07シーズンのチャンピオンがとうとう決定した!
準決勝進出4チームの中で、唯一イングランド以外のチームであった、イタリアのACミランである
チャンピオンズリーグによく出場するチームはたくさんある
日本の高校野球でいう甲子園出場常連校のようなものだ
しかし、その中で何回も優勝しているチームとなると、多くはない
ミランは今回で3度目、チャンピオンズカップ時代も含めると7回目の優勝だ
前回の優勝だってそんなに昔のことではない
確か02-03シーズンだったと思う
このときは同じイタリアのチーム、ユベントスとの決勝戦だった
シェフチェンコのゴールでミランが先制か?と思われたが、これがノーゴールと裁定され、一気にゲームは膠着状態に。0-0のまま延長でも決着がつかず、PK戦で優勝チームが決まったのだ
そして04-05シーズン
今回のファイナルと同じ顔合わせ
決勝の相手チームはリバプールだった
前半3点リードで折り返しながら、守備が強いイタリアのチームとは思えぬ、後半まさかの3失点。PKとなれば、イタリアは弱い。リバプールが奇跡の大逆転 で優勝した
ドラマやコミックなら「宿敵との決勝戦での再戦」はありがちだが、実力のあるチームだけが参加するこの戦いで、同じチーム同士の再戦があるとは!!
結果、勝者と敗者は入れ替わり、06-07シーズンは、ミラン2-1リバプールで幕を閉じた
リバプールとミラン、他のタイトル戦の成績からも、このチャンピオンズリーグに賭ける気持ちはどちらも同じほど強かったはず。
ベスト4で敗退したイングランド勢のうちマンチェスターUは国内リーグ戦で優勝。チェルシーはカップを摂った。残ったリバプールは是が非でもCLのタイトルが欲しい。またミランも国内リーグ戦は勝ち点マイナススタートで、優勝はとっくの昔にインテルがさらってしまった。
そんな2チームの勝敗をわけたのはいったい何だったのだろう?
監督の采配だろうか?
ミランはいつもどおりの自分たちのやり方でプレーしたが、他にこれといったオプションもなかったように思われる
試合ごとにフォーメーションを変えるリバプールのスタイルが今回裏目に出てしまったのか?
理由など、私にわかるわけもないのだが、06年のW杯優勝のときも思ったのは、勝利を掴み取ったのは、イタリア人の反骨精神なのかな?ってこと。国内リーグが不正疑惑でガタガタになる。そのせいで、国内でプレーしていたトッププレイヤーの多くが国外のリーグに流れてしまった。元ミランのシェフチェンコなどもそう。イタリア代表は国内リーグセリエAでプレーするものの中から選ぶという、アズーリの慣習から、国外に出る選手が極端に少なかったイタリア代表選手も、ぱらぱらと国外へ出て行った。
ところが、決勝に望むミランの先発を見ると、イタリア人が多い!
ビッグクラブにしては。。だが、イタリア人7名
対するリバプールはイングランド人は少ない、確か3名ほどではなかったかな
もちろん自分たちのためが大前提だが、イタリアの名誉のため、セリエAの灯を消さないため。。もあったのかもしれない
不動のヒーローとなったカカ、復活したインザーギ、華やかなキャリアにまたひとつタイトルを加えたマルディーニ、セードルフ、いつのまにかベテランになってきたガットゥーゾ、頼れるフリーキッカーピルロ、長年ミランを支えるネスタ、ミランにとどまったジーダ…皆優勝おめでとう!!
思う存分ビッグイヤーと戯れてください
今回はガットゥーゾの頭突きが見られなかったなぁ。。