付き合いが始まってふと気付いた

私たちフルネーム知らない💧
付き合ってからフルネームを知るなんて
ちょっと変な始まりだったけど、、
しかも詳しくどんな仕事についているのかあまりよく知らなかった


彼はある職業だったが、それだけでは生活できず
バーでバイトをしながら生計を立てていた
私は手に職があり、とにかく前の彼の代わりが欲しかったからあまり彼の職業が気にならなかった


彼はあまり自分の主張をせず、私がこうしたい、ああしたいと私に合わせてくれた
ただ本音が見えないようで逆に言いづらいなぁと感じることもあったけど、穏やかな人だったしこのまま付き合って行けそうな感じがした。


そんなある日彼が話したい事がある。と、

私はドキッとした。
今まであまり自分の事を自分からいろいろ話すタイプではなかったので、何を言われるのか
心臓がバクバクした。



彼は、下を向きながら、、
実は



年齢を誤魔化してた、本当はプロフィール←出会い系サイトに書いた年齢より2つ上なんだ
と、申し訳なさそうに告白してきた


私は不安が払拭されたのと、なんだか可愛い年齢詐称に笑って言った。
真剣な顔して言うから別れ話かと思ったじゃん!
彼は笑いながらごめんねー真剣に付き合いたいからこのまま嘘をつきたくなくて

私のこと大事に思ってくれてるんだと嬉しかった



付き合い始めて2年くらい経ち、私は一大決心をしたそれは今持っている資格より上の資格を取る為、学校に通いたいと思ったことだ。
彼は応援するから頑張って!今から勉強するなんて凄いよ!
と、背中を押してくれました。


学生に戻り、お互いの生活スタイルが変わって特に学生2年目は忙しくてなかなか会えない日が続いた

2年目のカリキュラムをこなすのに必死で、彼との時間がなかなか持てないなぁと思った頃
ちょっとした2人の変化があった


それは最近してない。。。
と言うこと

してないと言うか、しても途中でダメになる日が続いた。


私はそれでも別に良かった
最後までしなくてもその過程があれば特に気にならなかった


でもやっぱり気になって携帯とにらめっこした


よし!雰囲気を変えよう!
学校の長期休みに旅行を提案した
今思うと、私ばかりが手配して彼はただ言われたからついて行く的な感じだったかもしれない


ホテルに着いて久しぶりにいろいろ話をした
露天風呂に行こうと話になり、彼は浴衣に着替た


その時私は女の勘
いや、この行動、誰でもおかしいと思うかも

彼は脱いだジーパンに携帯をぐるぐる巻きにして自分のバックの奥にグイグイ押してしまっていた


あっ、携帯触られたくないのねーはい!わかりやすい


気分は悪かったけど、露天風呂に入ってご飯を食べて寝た。
あれ?寝てる
しないの?



フルムーンのように2人仲良く寝ました泣



帰りの途中、夕飯を食べて帰ろうと話になり
居酒屋に入った。

私は携帯はその日見なかっただって見なくても何かあると分かったから

そして彼に問い詰めた


浮気してるよね?
勘でわかるよ!
今ここで終わらせるなら私は許す
と言った

彼は注文していたタコのカルパッチョが箸からツルツル滑っていた
かなり動揺していた

正直に言ったら許すよ
知ってるんだからもう言っちゃいなよ

かなり追い詰めた


彼はそれでも浮気なんてしてない絶対してない
と、かなり強いお酒を飲んで誤魔化していた



かなり酔っていたけど、介抱する気になれず電車も逆方向だったし、そのままバイバイした。




私はあれだけ問い詰めても言わないって事は
私にどうしても知られたくない私と別れる気はないんだと、都合のいい解釈をしていたのかもしれない


彼にとっては、多少バレても大目に見てくれると勘違いさせた瞬間だったのかもしれない


もう13年も前のお話しでした。