私にメール出来なかった理由は分かった

でも、彼とは価値観が違うともこの事で分かった


この仕事に就いてからの彼は
今までとちょっと生活が違ってきた

そのキャバクラの経営者とやらとプライベートで彼はこれも仕事のうちと言ったが
お付き合いが増えた

多分、その経営者の方々は裕福な生活をしているようで休日にゴルフ、クルーズ
死語かもしれないけどイケイケな感じの趣味に付き合っていた
写メを見ると、セクシーな水着の女の子と楽しそうに肩を組んで加山雄三が持ってるみたいな船でパーティーしていた


ちょっと、いや、、大分住む世界違ってるなぁ
と、ウンザリした



ある日また私は彼の家で彼の帰りを待っていた
遅く帰ってきた訳じゃないのに
ひどく酔っていた
よく帰ってきたなーと思うくらいの酔い方だった

そのままベッドに倒れるように横になって爆睡していた


私来るって知ってるのに何でこんなになるまで飲むかなぁーとムカついた

何しても当分起きそうにない感じだったから
私はまたいろいろ見てみたい病になった


今まで携帯は見たことなかったけど最近の彼の生活や仕事も嫌で見てみる事にした


携帯は源氏名と思われるキラキラした名前がズラズラあった
でもこれといった怪しい物は見当たらず
何かあったらもう無理だと思っていた気持ちが
何もなくて良かったとホッとしていた



また違う日彼と一緒に彼の家にいたら電話が鳴った
彼は場所を移すこともせず私の前で電話を取った

ぶっきらぼうに、あー分かってるよはいはい
と、相手の話もそこそこ電話を切った


誰?と聞いたら母親と

内容は言わなかった


後から聞いたら彼はまだ親の扶養に入っていたらしくそろそろちゃんと自立しなさいと言われたらしい
私に30過ぎてまだ親の扶養に入ってる事をこの時知られたくなかったようだ