よく風邪をひいて熱を出し学校を休む子どもでした。
CTで、肺にひきつれの跡が発見されました。
主治医によれば、気づかないうちに幼年期に1~2度ひどい肺炎や気管支炎にかかっていたいただろうとのことです。
自分にも家族にも記憶もまったくありません。
(幼少期の気管支の病気はCOPDの引き金になりやすいそうです)
私が中学に上がる直前くらいまで、ウチは祖父が残した借金で生活が苦しく、暖房がまったくありませんでした。
実家は雪が1メートル以上積もる雪国です。
母はこの病気が発覚したとき、泣き崩れて私に詫びました。
が、これも運命なのだろうと受け入れています。
今、私は、働き者で快活で心優しい母と父の子として生まれたことに、とても感謝していますし、誇りに思っています。
うらむ気持ちはまったくありません。
というか、風邪を引きやすい体質なのに、喫煙などしていた私が悪いのです…。
親からもらった身体を粗末にした私こそ、詫びねばならない…。
私が本格的に喫煙を始めたのは21歳。
成人したのち…当時のアルバイト先に喫煙者が多く勧められて…。
ぜんぜん早いほうではないと思います、が…それでもCOPDになってしまいました。
中学生のとき、盲腸が悪化し腹膜炎になりました。
主治医には化膿しやすい体質、と言われました。
30代前半から30代後半にかけて、健康診断で出る白血球値が12000~18000/μ近くありました(正常値は3300~9000/μ)。
その後、正常値に戻り、「健康になれた」と喜んでいました…。
しかし、その数値が正常に戻った時期と、本格的にCOPDを発病したと考えられる時期は、一致します。
もしかしたら関係ないかもだけど、ついでに記しておきますと、HDLコレステロール値が下がりぎみになり、眼瞼黄色腫が悪化してきたた時期とも重なります。
私の白血球さんたちは、COPDにならないようにがんばってくれていたのかもしれませんね。
もっと早く身体からのシグナルに気づいていれば、少しは違っていたのかな…?
家族も私も、胸を圧迫されるのが嫌いで、ブラジャーが苦手。
みな寝るときは必ず外します。
同じく短距離走より長距離走が苦手です。
もしかしたら、家系的に、呼吸機能があまり強くないのかもしれません。
今は、階段は5階以上登ろうとするものなら強い切れがします(3~4階くらいまではなんとかいける)。
極端に傾斜の激しい坂道も駄目です(平地の速歩は大丈夫)。
一度風邪を引いてしまうと2週間~3ヶ月治りません。
風邪を極力ひかないよう努力しているのですが…。
う~ん、現実は厳しいですね、年2~3回くらいはひいてしまいます。
そのたび、呼吸機能がじんわり下がっているのがわかります。
たとえば、2年前より明らかに、ほんの少しだけど、呼吸が重くなっているんですよね…。
たかが風邪、されど風邪、です。
ここを見ているお母さん方(がいらしたら…)。
お子さんが風邪を引きやすい体質でしたら、「風邪くらい」などといわず、どうぞ、気配ってあげてください。
何十年かのちに、見えない蓄積が、お子さんを襲うかもしれないのです…。
若年性COPDなんて大変まれな病気ではありますけど…。
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