今週は悲しいできごともあったりで
生きているのがしんどいなあって思った。


心を癒す時間と場所がほしいと思った。


中途失明の父が言った。
「各駅停車の汽車に乗ってな、旅がしたいな~・・・。」


胃ろうで寝たきりの母が言う。
「早く良くなりたいわー。
ねえちゃんたちもいっしょにおいしいもん食べにいくんさ。」


わたしはボソッと言ったんだ。


「生きているだけで・・・
命がそこにあるだけでええんやにー。」