早速、娘っ子2号の出産記です☆

最後の妊婦健診の日。
『出産日は週明けの、この日かこの日が良いと思うんだけどいつがいいかな』と先生がおっしゃいました。いつがいいかなって!私が決められるんだ!!

こっちの日にしたら元カレの誕生日と同じになっちゃうし•••じゃあこの日で!!

ということでついに出産日が決定!!
計画出産ということで事前に誕生日が決まってるってすごく不思議な気分。

今回出産した産院は夜間出産の場合別途プラス4万円取られるそうなので、数日の間『お願いだからあと少しお腹から出てこないで!4万あったら美味しいものいっぱい食べれるよ!』とお腹の赤ちゃんに言いきかせていました。

そのおかげか出産当日まで陣痛が来ることもなく。出産の朝を迎えました。親孝行な娘です。

朝8時。入院グッズを持って病院へ。おとーさんは書類にサインをした後、ひなっこと共に自宅待機。何時間後に産まれるかはさすがに分かりませんからね。

私はLDR(陣痛分娩室)の部屋に入り入院着に着替えます。ベッドが横たわっている部屋。このベッドで陣痛を迎え、そのままこの部屋で出産するんだって!

まずは先生の内診から。子宮口が今の段階で3cm開いてるとのこと。そしてメトロというバルーンを入れて子宮口を膨らませ陣痛を誘発します。このバルーンを入れる時点で私は大騒ぎ!内診すら恐ろしいのに風船を入れられるなんて恐怖!!
お尻にチカラが入ったり、足を閉じようとしたりで早速先生に怒られました。

バルーンを入れたら少しずつお腹が痛くなってきました。あれ?これが陣痛だっけ??
お腹がギューっとたまに張る感じ。でもまだ全く痛くない。

腕の点滴から陣痛促進剤を少しずつ投与されます。徐々にお腹の張りも多くなってきたような。

1時間ほどするとバルーンが抜けました。子宮口が4cm開くと勝手に抜けるそうです。順調に子宮は開いてる様子!この時点で5cm開。陣痛はさほど痛くない。まだ麻酔してないのに。

12時頃になり、痛みが強くなる前に麻酔の準備をしましょうということに。
硬膜外麻酔と言って、背中に細いチューブを入れそこから麻酔を投入します。
{4810D617-0367-4844-9BAA-1336B27F6C40:01}
こんな風に丸まった体位になって背中にチクっとされます。入れる時も大騒ぎで全身冷や汗で汗だくになりましたがこれは全然痛くなかったです。液を入れられるとヒンヤリ冷たくて気持ちよかった。

少しずつ麻酔も投与。陣痛の痛みが強くなったら麻酔の量を増やしてくれるシステム。

麻酔が効いてるのか陣痛は引き続きちっとも痛くない。ひなっこの時は陣痛の痛みでのたうち回っていたのに!子宮口7cm開いても笑顔で助産師さんと会話できるし、友達にラインも送れる。

なんだー。無痛分娩てこんなに痛みを感じないんだあー。素晴らしいなあー。こりゃあ楽にマルタンが産まれてくるぞー。

なぁんて思ってた矢先(☼Д☼)!!

子宮口が7cm開いた直後から急激に進む陣痛の波!あっ!ちょっと痛いです。麻酔少し増やしたいです!!

出産準備に取り掛かる助産師さんたち。私もドキドキ。おとーさんに産まれるから病院に来いと連絡しなくっちゃ!

陣痛の荒波にやられながら『もう産まれそう!』と送ったのが13:15のこと。

すーーーはーーーーーーーー
すーーーはーーーーーーーー
最初は静かに呼吸出来てたんだけど、どんどん痛みが強くなるので、それに伴い「すーはー」の声が大声に変わってしまう。
すーーー!!はーーーーーーー!!!!あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!

もうこの辺から他のLDRにいた妊婦さんにも声がまる聞こえだったことでしょう。

そしてドーーーンと下腹部に痛みが!!!!!

うわー!痛い!!
なんだこの痛みはーーーっ!!!

ひなっこの時は陣痛は充分に体感したものの、最後の最後で高血圧になってしまい急遽 下半身に麻酔を打ち吸引した為、いきむことなく出産時の痛みさえ感じなかったのです。

みるみるうちにベッドが半分ぱかっと割れ、お産する形態に。足を固定するところがなく自分で足を開くように持てと言う。いやあ無理でしょう!

超巨大な便を出したい衝動。
これが「いきみ」ってやつかあ!!

股の下に先生がいらっしゃるが 痛みでクネクネ、足も閉じようとするし『痛い痛ぁぁぁぁーーーーい!!!!』の大絶叫の私。あまりの痛さに目からは涙が。足が閉じないように数人の助産師さんにギュッと掴まれる。私のお産に沢山の人員を確保してもらって申し訳ないな などと謝罪の念が頭に浮かぶ。

『ゆみっこさん!これじゃ赤ちゃん取り出せません!!』『赤ちゃんが危ないからお尻上に上がらないで!!』いい大人なのに何度も本気で怒られました。

あまりに私が痛がるので次の陣痛が来たら引き上げるということに!会陰がジョキジョキ切られ『ギャーーーァァァァ!!!』と大悶絶の私。

ドゥルン!!ドゥルドゥルドゥル!

という感覚がありました。
はっ!このドゥルンには覚えがあるぞ。ひなっこが産まれた時もこのドゥルンを体験したからです。

『産まれましたかっ!?!?』

オギャー オギャー オギャー

股の下の方から泣き声がしました。その泣き声の主が血まみれのまま私の腕のところにやってきました。

ひえー!

助産師さんがカメラを持って『写真撮りますよー!』と言うので反射的に超笑顔になる私。
その後、退院の日にステキな写真立てをいただいたのですが、そこには血まみれのマルタンと汗だくで満面の笑みの私が写っていました。
{FCAC3718-02A5-48EB-8882-43D8960B622B:01}
生々しくてとても飾れない写真立てだなあ!オイ!

ちなみにドゥルドゥルの正体は胎盤が出てきた感触でした。見せてもらいましたがこれもけっこうなグロテスクっぷり。ひなっこの時も見たことあったけどすぐに目を逸らしてしまいました。

あー良かった。
無事にマルタンが産まれたのだ。
あー良かった。

そんな余韻にひたる暇なく次なる痛みが!
そうです、ジョキっと切った会陰の縫合。ひなっこの時は完全麻酔で縫われてる痛さがまるでなかったのに今回は感じます!無痛の麻酔が効いてるとはいえ痛いです!!

これまた縫ってる時に痛がり&怖がりで再び先生に『縫ってるんですから動いたら危ないっ!!』と本気で怒られました。

けっこう切られたようでお尻の方まで沢山縫われました。ぬいぐるみになった気分。麻酔が入ってなかったらこれまた気を失ってたな。

その後はLDRベッドでしばらく過ごしました。その間におとーさんやジジババが交代で面会に来てくれました。ひなっこは入れません。

出産から3時間ほど経ってやっと入院部屋に移動。車イスに押されて移動する私を見て『お母さんかっこいいー!速いねー!』と大喜びのひなっこ。

子供は新生児と触れ合えないので、入院中ガラス越しにしかひなっこは妹を見れませんでしたが『赤ちゃんかわいいねー』『赤ちゃんにオモチャ貸してあげるんだー』などとお姉ちゃんになったこと本人も自覚してるみたいです(〇´艸`O)


これが私の出産記。
怒られてばかりの出産になりました。前回のソフロロジーで学んだ心はいずこに。人生で2度の出産物語。どちらも絶対に忘れない。

無痛分娩だったのにあの痛みは何だったのか。他の妊婦さんは静かーにお産されてました。私が痛みに弱いのか。もう少し麻酔を強くしてもらえば良かったのか。謎ですが、でもでも陣痛はまったく痛くなかった!!前回の陣痛の身悶えを思えばそれが和痛されただけでもありがたい話。

おとーさんに「産まれそう!」とラインを送ったのが13:15。産まれたのが13:36。たったの16分の身悶え出来事だったのです。私の中では1時間ほどの苦しみだと思ってたのに。たったの16分のいきみの激痛と、10時間以上の陣痛の苦しみ。それを思えば無痛サマサマです。

元気に元気に生まれてきたよ。
{CB03C973-8AE9-45C1-A8DF-09D6A40FF9FB:01}
『はじめまして。私の名前は「ほのまる」と言います。どうぞよろしくねヒヨコ