10歳児の文章ではない | ゆんの彩癒音

10歳児の文章ではない

次から次へと問題が起こるんで
もうそろそろ休んでもいいですよって

神様の顔した鬼がささやく浅い夢

わたしの秘密はカケラになって

指をつたえって空へと漏れる

 

いまはただドロドロした混沌の底で

息をひそめて発芽を持つモヤシは

 

華やかな世界で光を浴びて

ヒリヒリ皮膚を焼け焦がす雪だるま

 

冷たく漏れた氷のつづきは

流れ、流され、ゆらゆらと

 

目が覚めたのは桃の中

忌まわしいあのササヤキ鬼を

倒す旅へのプロローグ