ワークショップへいってきました(°∀°)b
$yupi life~31歳本厄独身大学生なう~

久しぶりに見る伊勢崎賢治氏(笑)

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今回はマガ9学校初のワークショップ形式で「尖閣諸島」の問題を扱いました

『市民外交審議委員会』という架空の組織のメンバー(民間人から選ばれる)となり
政府にいろいろ提起する立場で考えます

しかも時間もそう長くないので、短い時間での決断をバシバシ迫られます
(実際の政治的意思決定もそうなんでしょうね!)

まずは、中国という国が「脅威」と感じるかどうか?という問い
「脅威だ!」と答えた人は、全体の参加者(30人くらい)の中に2人しかいませんでした
「脅威でない」と答えた大部分の人は、どこかでは脅威になりうると思いつつも、願望とうか脅威であってほしくない、脅威にならないようにしたいという気持ちで答えた人が多かったようです

「脅威と感じる人」を各テーブルに交えて
意見の違うもの同士で、審議会メンバーを構成

ここで一旦伊勢崎ゼミ山田君の作った資料をもとに
彼のプレゼンで中国についてお勉強

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かなりきちんと資料などもついていて
※安全保障の論文をわかりやすくまとめてた冊子になっています

$yupi life~31歳本厄独身大学生なう~

さすが伊勢崎ゼミの生徒さんだ!と感動

$yupi life~31歳本厄独身大学生なう~

.....とともに自分やばいw



彼のプレゼンできっちり中国対内外の現状を把握した上で
事件が起こりますヽ(*'0'*)ツ
ででん!

【事件1】では
「尖閣諸島に30人の漁民が上陸し、その漁民らが船着き場の建設を始めた三( ゚Д゚)」というケース

ここで市民外交審議委員会はどういう対応をとるかを迫られる(-_\)(/_-)

尖閣諸島での反省をふまえ議論するが
※情報公開がなされていない
※党派的な強力がとれなかった(中国のサインが読めてなかった/時間がかかった)
※メディアが密約とか流しちゃう始末

私のテーブルでは政府からの情報が少な過ぎて、決めかねてしまうという意見から
(※に本政府の以意向が分からないと、審議会が意見を方向づけられないという意見が出て論争に)
話しはずんずん「設定に問題がある」という議論に進む((((((ノ゚⊿゚)ノ
時間がなくなっていく(笑)

結局どうするか具体的な案をまとめるのに使った時間は、全体の20%くらいだった
訓練を受けていない(日頃から専門的な処理を扱っていない)市民は
実際もこんな風に目の前の事を具体的にどうするか?を話すのに
感情や思想やどうしようもない抽象的な部分や前提に振り回されてしまうんだろうと思う
いいとか悪いではなく単純に、だから官僚組織ってもんがあるんだなぁと

わたしの班では
「漁民を島から出さなければいけない事」と
「中国との関係に緊張をもたらさないようにする事」
をどのように両立するのかを話し合い
「中国のメンツをつぶさない」方法を考えだす
ダブルスタンダードということで
表向きには
「突然発生した異臭(笑)により、中国から漂着した漁民30名の安全を確保するため海保が保護する」として
海保が30名を保護(という名の)拘束することにした
ASEAN系海外メディアに24hその様子を報道させる(しかし、これには海外メディアが食いつかないよという意見も出た)
そして外交面ではすぐに中国大使を首相官邸に呼び
「漁民上陸に対する抗議」と「今後の中国政府の意向を聞く」運びとなった
中国政府の意向というのは、漁民上陸は政が関わっている可能性or政府内の一部の軍人が関わっている可能性or単なる個人の行動の可能性いったいどれなのか?を先方に確認し
政府としてどうしたいのかを聞くってこと

日本が事を大きくすると返って中国ナショナリズムがUPし
それが反共産運動へと進めばお互いにマイナスとなる
※中国が先の尖閣諸島問題で初期の反日デモを抑えた理由もここにある


しかし結局伊勢崎氏曰く
これは、この(その後見た緊張が高まっていく様子の動画)の様になりますよ
悪魔のようなやり方だなぁ(笑)とバッサリ
また「日本にはコレをやれるだけの政治力のある大物がいないよー。」と

結局どんな建前をつけようと、「拘束」にわかわりないと誰かがつついて
そこにナショナリズムが引火しメディアが油を注ぎ
あー、あー、あー\(゜□゜)/という事になるようです
※これをテッピングポイント(臨界点)というそうです

うーん。
それを防ごうと考えたのに難しい!

【事件2】では
ついに海保と漁民を守る為の中国の巡視船(武装してる、ほぼ軍艦)と衝突
海保職員7名が重軽傷のニュースが流れ
メディアでは「大国中国反対!!!」のスローガンが流れ
国民がどんどん白熱するヽ(`Д´)ノ

それを鎮火させる為に政府からどのようにしたらいいものか
なにかキャッチコピーを考えキャンペーンをしたい
その内容を考えてくれと市民外交審議委員会に要請がくる

ここで、私のテーブルは【事件1】同様に
「そもそも政府がつくったキャチコピーで人々は無意識に洗脳されていくのもだ。それを市民の審議委員会が知っててやるのはどうなんだ?」という議論になり
そこにはゲストでみえていた、コピーライターのマエキタミヤコ氏も入り
大論争となる
そして時間が....また....

論争の内容もふまえうまくまとめて発表してくださった方がいて
とりあえず形になりました

この件に関してはメディアリテラシーに関わってくる問題だと思うんですが
そもそものメディアを完全に否定することからは何も生まれなくなってしまうし
それは不可能だと私は思った
しかし、その点は重要な要素であるので、それをふまえたメディアリテラシーをもっていなければ
本当にその人がいったように、政府が莫大な予算で代理店に作らせた広告で国民が踊らされる事もあるのかもしれない
だからこそ、その過程に携わり監視していくことを今回に市民外交審議委員会メンバーは考えなければならず、その意味で単なる沈静化のキャッチコピーの枠を超えた議論が出来たのは貴重だった

そして最終的ににできたものが(内容を考える時間がなくいくつかの候補から選んだ)
「キレない日本( ̄^ ̄)!!!」だった
キャッチコピーをベースにした企画を打ち出し
日本にいる中国人(留学生とか)と円卓会議のような場所を持ち、それをメディアで流したりもしようなど...


中国を脅威と感じる理由の中に「見えないから怖い」というものがあった
これは中国にとっても同じなのではないかなぁと私は思った

日本人だって既成概念ばりっばりで
でもいざ中国人と友達になったり、旅行したりすれば
誤解していたなと感じる面もあったり
知らずに何か思い込んでる事は、他の国の国民に対してよりも大きいんじゃないかと思う
だから「ちゃんと知り合う」というのはいいなと思う


感情の問題で話しで処理できない事は一生かかっても難しいかもしれない
でも知り合う事で緊張が緩和され
実利の部分からでも共有できるものがあり
それを重ねて行き長い時間がたつ事で
もしかしたら感情の問題も緩やかになる日がくるかもしれない
....と理想主義者のわたしは思ってしまうのです