ローマ人の物語 (1) ― ローマは一日にして成らず(上) (新潮文庫)/新潮社
¥464
Amazon.co.jp

昨晩ローマに関する本はないかね?と自宅を物色中、ひとの忘れものである塩野七生を発見。
おかげで夜更かしw
しかも分冊になって40冊以上続くらしい!うちにあるのは2巻まで。

この本は冒頭の「著者から読者への長い手紙」を必ず読むことをお勧めする。
分冊の起源、分冊に込められた歴史区分の意味、表紙を並べる楽しみと何重にもこの本を理解し楽しむ方法がある。
なので、飛ばさないで頭から読む方がお得である。

日本史受験だった私は、政治学科だったのに、ヨッパ史がどうも苦手。
近現代ならまだしも....古代中世など遠い記憶の中。
国際政治学でも中心は近現代だったし、思想史や哲学でしかふれなかった。
.......ので今も頭の整理がついていない。


そんなわたしでも塩野七生の物語はローマを十分に楽しませてくれるので、これは頑張って全巻制覇し、ぜひローマへ足を伸ばしたいなどという気にさせてくれるwww
人の忘れ物の割にはずうずうしくも気に入った。たぶん返さないw


アロマについて学ぶことで、アロマ以外の自然治療についても触れる機会があるので、ハーブの歴史をみたりすると
ますますイタリアという土地に興味がわいてくる。
今でも教会の儀礼にはフランキンセンスとミルラがたかれ、その香りと煙が教会の外にまであふれ真っ白になる。
ローマ教皇を選出するコンクラーベでは、決定までの間枢機卿はシスティーナ礼拝堂に隔離される。
その間枢機卿に会えるのは限られた人だけで、その中に「香部屋係」がいる。
おっ、やっぱここでも「香り」だ!と思いググる。


香部屋とはこういうものらしい。
祭具、祭服、その他必要なものを管理するところらしいです。
お香焚くだけの人じゃなかったです。いろいろと忙しそうです。
http://www.kyobunkwan.co.jp/xbook/archives/6125


そういうわけで、追うすぐ1巻読了です。