こんにちは、祐尚和尚です。
昨日は、午前、午後と連続のお参りでした。

午後の檀家さんは、カピバラのいる糸田川(豊津駅下車15分)沿いを歩きます。春に見た、

親のカピバラは、何処に行って、生まれた子供たちがこの川で泳いでいました。

5匹いました。鴨もつがいでいました。汚い川ですが、癒されました。

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【縁起(えんぎ)】

『此れあれば 彼あり 此れ生ずるが故に彼生ず、此れなければ彼なし、此れ滅するが故に彼滅す。』
Imasmim sati idam hoti imass'uppada idam uppajjati imasmim asati idam na hoti imassa nirodha
idam nirujjhati.

という文句であり、又、悟りの智慧(恵)=法眼の内容。

『 あらゆる集=原因の法は、すべて、これ滅の法なり 。』
yam kinci samudaya-dhammam sabbam tam nirodha-dhammam.

条件によって生ずる現象の法は、その条件を無くすることによって、すべて滅する事が出来る。

仏教の根本の特徴としての法印の説から縁起説が生じた。

縁起説は、法=仏法そのものであるともされている。

『縁起を観る者は、法を観る、法を観る者は縁起を観る』
『縁起を見る者は、法を見る、法を見る者は、我=仏を見る』・・・・・・原始仏典より。

原始仏教から大乗仏教に至るまでインドの仏教からシナ日本仏教に至るまでの
すべての仏教は、縁起説を中心思想としている。
故に縁起説が十分に理解されるならば、仏教そのものが理解されるのである。

仏教では、苦楽迷悟などの人間の運命に関係する社会・人生の宗教的・倫理的な現象の

動きを正しく知る為に縁起を説いた。

実際の社会・人生の現象は、時間的、空間的にも極めて複雑に関係し合って容易に

これを見極める事が出来ないのである。次回は、縁起関係の複雑性を考える。


🙏🙏🙏、合掌、感謝。オン サンマヤ サトバン、、、普賢菩薩の真言、、七遍。