お早うございます、祐尚です。寒さが厳しくなる冬の季節。

今から五十年前の昭和の時代、大正、明治、幕末、江戸時代の寒さは、

半端なき極限の寒さだったと思はれる。暖房も火鉢、囲炉裏だけで、日本家屋は、隙間だらけの

家だった。寒さしのぎに、湯たんぽやカイロを用意。ガスの生活ではなく、まきを焚べての生活。

お風呂も、焚き木を用意しなければならない。当然、入浴は、月に数回程度になり

服装も着た切りスズメの状態だった。子供達は、鼻汁まみれ、しもやけ、などに悩まされていた。

どう!今の生活、水道の蛇口をひねるとお湯が出てくる。エアコンをつける、石油ストーブ、灯油

の生活。たまに、山小屋で生活をすると、五十年前の生活に戻るんだ。今の生活に、先人の

知恵に感謝、忘れてはいけない。風邪に気を付けて‼️下さいまし。


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さて、今日の話は、お釈迦さん、釈尊がマガタ国のマトウラーに滞在していた物語。

『ある時、釈迦は、比丘たちに、先ず自灯明・法灯明(自州・法州 自帰依・法帰依)について述べ、

その内容として四念処或いは、托鉢について述べた後、いにしえの転輪王たちの時代について話を

始める。『かって法輪をはじめとする七宝を伴って天下を治めていた、【ダルハネーミ】という

転輪王から代を経るごとに、善法は、徐々に失われ、それに伴って人々の寿命も

八万歳〜百歳へと短くなっていった。五戒を守り三毒、非礼・不敬を抑え、善法を復興していく

ことで、この流れを戻していく事が可能になる。

その時、地上の人間界で【閻浮堤ジャンブデイパ】は、栄え、ヴァーラーナシーは、

ケートウマテイと呼ばれて都となる。その王城には、【サンカ】と呼ぶ転輪王が現れる。

サンカ転輪王の時代には、弥勒(みろく)=マイトレーヤという如来が出現し、無上の梵行が行われた。』
釈迦は、以上の昔話を語り終えると再び、自灯明・法灯明、四念処等を述べ、加えて

四如意足・四禅・四無量心などを述べられ比丘たちは、歓喜し、それを信受する。


《転輪王経Cakkavatti-suttaチャッカ ヴァッテイ・スッタ ……パーリー仏典経蔵長部第二十六経。

蛇足文として、かのモンゴル帝国のチンギスハン、明の皇帝など、自分自身を転輪王と呼んでいた。



合掌、感謝、オン マカキャロニキャ ソワカ………十一面観世音菩薩の真言、、108遍/日

《 効能:あらゆる、災いを取り除く力を持つ。》

若し、女性がその女身を捨てたいと願ってこの真言を毎日108回唱えれば、来世は、
男となり得る。又、転輪聖王になる事が出来ると語られている。
若し、男性、女性もこの真言を毎日108回唱えれば、貧乏な生まれ、病弱な生まれ、知力が足りず
善悪がわからない無知の人々も、どれもがくつがえされ富・健康・雄弁さ・出世のチャンスに恵まれると語られている。

合掌。


長阿含経…大正蔵1第6経「転輪聖王修行経」
中阿含経…大正蔵26第70経「転輪王経」より