こたち、早いねぇ。
あの日から、もう一年だってよ。。。
脈拍がもう20を下回って、おかーちゃんの腕の中でネンネしそうなとき、
『はるちゃんとあくびに会わせたい』って思って抱いて帰ったんだよね。
先生も、そのほうが喜ぶでしょうっておっしゃってくれて。
私の母と兄も一緒に来てくれた。
母は、すぐ泣く人だけど、兄のあんな大粒な涙は初めて見たよ。
兄とは、最初の2年間ぐらい実家で一緒に住んでたんだよね^^。
で、わざと私を叩くマネとかしてたから、こたはすごく怒ってよく兄に怒ってたね。
兄は、そのときのことを覚えていたみたいで、『あのときはごめんな。ふざけてただけだから許してな』って
涙を流しながら言ってるのを見て、私は『私も兄も歳とったな』なんて変なこと考えてたっけ。
あくびは不思議そうな顔をして、こたと私の顔を見比べてた。
はるちゃんは、ずーっと1メートルぐらいの距離をとって決して近寄らなかった。
あのときのはるちゃんの神妙な顔も不思議だったな。
今日は、ずっとお線香をたいて、何度も骨壷を撫でたよ。
今日は、こたちだけのかーちゃんだったよ。
また、この子達のかーちゃんに戻ってがんばるね、こた。
お空でのんび~りしながら見ててね、こた。
そしていつか・・・・・・いつか・・・・・・・・・
またどこかで生まれて変わって、かーちゃんを見つけてくれたら嬉しいな。。。