NICUと疾患 | 娘が教えてくれたもの

娘が教えてくれたもの

不育治療の末、3人の子供を授かりました。
3人目が生まれてから口唇口蓋裂・睡眠時無呼吸症候群・てんかん・喘息・発達遅延、、、
色々な疾患が次々と分かりました。
上2人、健常児だったので戸惑う事や、色々な心の葛藤をそのまま残して行きたいと思います。

出産後すぐNICUに連れて行かれた赤ちゃん。
違和感のあるお顔だった赤ちゃんの、
全身検査が終わるのを待っていた。
産後の体、疲れきってたけど
眠れるわけはなく。。。




無事生まれた赤ちゃんのお顔は
普通とはかなり違ってた。
でもすぐにNICUに連れて行かれたので
必死で赤ちゃんの顔を思い出す。





思い出せなくて。


何かの見間違いだったかな。



私だけの見間違いだったかもしれない。






パパと初めてその話をする
「・・・普通だった?」


パパは
「いや、、、。」とだけ。




間違い、、、じゃないか。
じゃないよね。
普通じゃないよね。
普通じゃなかった。



普通、、、普通の基準って何だろね。







そうこうしてると、
全身検査が終わったようで、
新生児科の先生と看護師さんが
病室に説明に来てくれた。



●右側完全口唇口蓋裂
●新生児一過性多呼吸



と、説明された。



後は
●側脳室の軽度拡大



他については、今のところ問題なさそう。と。





口唇口蓋裂。
あれ、口唇口蓋裂って言うのか。。。。。



唇、顎、口蓋、のどち◯こまで
裂けているらしい。




今後見た目、哺乳、歯、
中耳炎や肺炎になりやすい等
色々問題は出てくるが、
大人になるまでの何度かの手術で
見た目は綺麗になるとの説明。



そっか。大丈夫だ。
大丈夫。治るんだから。
大丈夫。





自分に言い聞かせた。




取り乱す事も泣く事もなく、ただ話を聞いた。
現実を受け入れなきゃ。
その思いが強かった。






産科の先生は妊娠中に気付いてたらしい。
でも不安を煽ると思い私には伝えなかったと。


分娩中に
産科の先生から新生児科の先生に連絡があり、
生まれる前からスタンバイしてたと。


さすが周産期母子医療センター。
連携すごいな。


でも告知なしは、複雑だった。。。



カンガルーケアで知る事実。
心の準備したかったな。





説明後、
新生児科の先生と看護師さんが戻る前に
NICUに入った赤ちゃんの写真を
撮ってくれていたらしく渡された。







浮腫んだ顔。
浮腫んだ目。
右側の唇が大きく裂けて、
右の鼻も潰れて穴がない。




言葉に詰まって、
写真を伏せた。



でも赤ちゃんに悪い気がして
また表にして、ベッド横に飾った。





それからパパと2人軽く話をして
パパはNICUの赤ちゃんに会って
上2人のもとへ帰って行った。