前記事の「アスリートの原点」を読んでたら急に過去を掘り起こしたくなって、『今のまどでんではない前のまどでん』を読んできました。
一部抜粋します。
2015年6月28日のNHKインタより
その時点の僕の気持ちとしては
オリンピックの金メダルと言うものを受け取った時に
さぁ本当に 僕が何が出来たんだろうって言う
気持ちにはなりました
僕自身が被災して 倒壊はしなかったですけれども 大きな亀裂が走っていたりだとか
真っ暗な状態のリンクを知っているので
だからこそそのライトアップされた時の気持ちの変化だったりとか
また自分の気持ちの入れ方って言うのもだいぶ違いましたし
あ 自分 ここで震災に遭ったなって
自分もここで怖い思いしたなって
だんだんだんだん曲が盛り上がってくるとともに 周りがだんだん鮮明になってきて
あぁ こんなにも今 幸せにスケートやってるんだとか
こんなにも皆さんが頑張ってくれたおかげで
いろんな施設が復興してるんだなって言うのを感じながら滑らせていただいたらと思います
被災者の方々へのメッセージ性を こめることが出来たらなという思いはありますけれども
逆に自分の経験を表現するというか
その自分自身のありのままの 等身大のその経験を皆さんに見ていただいて
皆さんが少しでも 心に何か響くようなものがあればと思って滑らせていただきました
まぁ僕がこの「ありがとう」という言葉に込めた意味は
僕がこうやって滑っていることに 応援という形で支えてくださってありがとうという意味と
ファンの皆さんからいつもいただいている「ありがとう」っていうのを重ねて
僕たちがまた一つになって何かを出来ればいいなという思いと
これからもまた たくさんたくさん支えてくださると思うので
これからも「ありがとう」という意味をこめて
画像は当時の映像をキャプったものです。