角野隼斗さん全国ツアー「KEYS」鑑賞記 | 寄り道だらけの日々〜いつも心に音楽を〜

寄り道だらけの日々〜いつも心に音楽を〜

心惹かれる音楽との出会い、日々のことなど
気ままに書いています。
クラシック音楽が大好き。
ピアニスト角野隼斗さんの
垣根を越えた類い稀な自由な音楽性に魅了させられています。


1年以上ぶりのブログです。

昨年は公私ともに忙しく、コンサートもいろいろ行ったのだけど、ほとんど記録しないままでした。
どんなに印象的な出来事も時間が経つと記憶が薄れてしまうものですね💧
最近はそれでなくともあれこれ忘れやすいのに😅
やはり大切にしたいことは出来るだけこうして書いておきたいなぁと思い、
久しぶりにブログを開けてみました。
うーんどうやって書くんだっけ?と思い出しつつ、書いています。

2024年年明け最初のコンサート鑑賞は、
本当は地元富山のオーバードホールで二期会オペラ椿姫を鑑賞する予定でしたが、
元日の地震による影響で中止になりました。

日常は当たり前ではないのだと強く感じさせられた地震。
私の住んでいる地域は大きな被害はなく、日常が戻っていますが、友人、親戚に大きな被害の出た地域に住む人も多く、これから長くかかるであろう復興への道に少しでも出来ること寄り添う気持ちを持っていきたいと思います。



そして今年の音楽鑑賞ことはじめとなったのが、
最推しのピアニスト🎹角野隼斗さんの全国コンサートツアー「KYES」です。

2月7日金沢公演、石川県立音楽堂
2月12日長野公演、サントミューゼ上田
の2公演を聴きに行って来ました。




「KYES」
というタイトルのこのコンサートツアー🎹
それぞれどちらのホールも音が美しく響くとっても素晴らしいホールで、
鍵盤の魅力がたっぷり詰まった角野隼斗さんならではのコンサートでした🎵

席はFC先行で確保したので、
それぞれ8列と3列の中央寄りの、右側で
グランドピアノの手元は見えませんが、
様々な角度に鍵盤楽器のある角野さんのコンサートではどこかしらで手元が見えるタイミングがあります。

前半はスタインウェイ一台で。

@サントミューゼ上田


バッハから始まります。
昨年のコンサートツアーでバルティータ2番を聴いて、
角野さんの弾かれるバッハがすっかり好きになり、また聴きたいと思っていたので、本当に嬉しい選曲でした。
ピアノは一台なのに、バッハではチェンバロに近いような、
それでいて新鮮なリズム感の古いようで新しいそんな魅力的な演奏。
2楽章では天から柔らかな光が差すような美しさでした。

モーツァルトは昨年、角野さんのモーツァルトの戴冠式を聴いたのですが、
生き生きとした今生まれたばかりのような音楽にワクワクしたのが蘇りました。
音の粒が整って丁寧であり、リピート部分には新しい装飾音が散りばめられて、
モーツァルトも演奏する時、こんな風に音遊びをしたんじゃないかしら?
なんて思いながら聴きました。

前半最後は、角野さんによる24の調のトルコ行進曲
こういうのはもう本当、角野ワールドですね。
調が変わるたびにピアノ横のスタンドライトの色が変わる仕掛け付き。
楽しんでもらいたいという気持ちが伝わってきます。

バッハーモーツァルトときた後半は
ズラリとステージに様々な鍵盤楽器が並ぶランド🎹🎹🎹

@石川県立音楽堂


前半とはガラリと変わり、
自身の曲から、かわいい大猫🐈の曲で始まり

ガーシュイン
「パリのアメリカ人」
オーケストラとか吹奏楽で聴いたことあるけど
一人で様々な鍵盤楽器を奏でる角野さん。
魔法使いのよう。

ラストは圧巻のボレロ。
だんだん盛り上がっていくその様は、
手が増えてる?分身してる?と思わせるよう。
上田公演ではその極限の演奏の集中感に
昔観た、ボレロ、ダンサーがゾーンに入っていく様が重なりました。

万雷の拍手とスタンディングオベーション👏

アンコールはこのツアー通して弾かれている、
まだ音源の出ていない自身の曲、「ノクターン」を柔らかな音に整えてあるアップライトピアノで。
「これは夜明けのノクターンです」と言われたように
悲しみに寄り添うようで、ほんのりと光が差すような優しい曲でした。

角野さんのコンサート、
ラストのアンコールは恒例の
撮影オッケーという観客へのへの写真、動画をお持ち帰りのお土産付き。

今回のツアーではキラキラ星を24の調で日替わりで、ということで、
金沢ではホ短調
上田では嬰ヘ短調でした。

さらに、上田では2024年2月12日が
ラプソディーインブルーの初演からちょうど100年ということで、
ラプソディーインブルーも!というスペシャルアンコール。
「キラキラ星とどっちを弾こうか悩んでる」
との言葉にすかさず客席から「両方!」の声。
「じゃあ、両方弾くか」と。
角野さんのラプソディーインブルー
いつかいつか生で聴きたい!と思っていたので
思わぬ幸運に大興奮しました✨

本当に唯一無二の魅力がたっぷり詰まったコンサート🎵  

バッハーモーツァルトーオリジナル一ガーシュイン一ラヴェル
一つのコンサートのプログラムと思えない多様なラインナップです✨

角野さんの音楽は、クラシックへのリスペクトがしっかり根底にありつつ
そして今生まれたばかりの魅力に溢れていて何回も聴きたくなります。 
一期一会、ほんとに音楽は生きているんだなぁと思わされます。

そしていつも、自分の飾らない素直な言葉で
音楽に対する思い、今の思いを語ってくれる、素敵な人柄も魅力的です。
「かてぃんラボ」という自身のYouTubeメンバーシップチャンネルでは始まる前にツアーについての細かな解説までしてくれて、
みんなに楽しんもらいたいと、本当に親切で、ありがとうございますの気持ちです。😊

そして、金沢公演では、「自分に出来るのは音楽で少しでも元気になってもらえたら。」との言葉に
励まされた方も多かったのではと思います。


お土産に発売したばかりのオリジナルのピアノ作品集🎹と
(難しいので眺めながら聴く用です笑)
角野さん自身の収益が全て被災地に寄付されるという、
Keysだから鍵🗝️の素敵キーホルダーをそれぞれの公演で一つづつ買い、(1会計で1つだけ買えます)
明日から頑張るパワーを満タンにもらって帰りました😊




動画はアンコールの動画、30秒以内ならSNSオッケーなので
金沢と上田のアンコール30秒づつです。
よかったら雰囲気だけでもご覧ください😊


上田 キラキラ星からのラプソディインブルー


鳴り止まない拍手とブラボーの声に

観客席を嬉しそうに見渡す角野さんが

印象的でした😊


撮影オッケータイムでのスマホでの撮影


久しぶりに書いたら、写真の貼り方、Xの貼り方もわからず戸惑いましたよー。

どうするんだっけ?笑


お読みいただきありがとうございました💕



                          かれん