新月期にスタートしたこと |  ZEPHYR

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ゼファー 
― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

ハイチ……ひどいことになっていますね。
暴徒化、略奪も始まっているようで……。
各国からの支援物資ができるだけ速やかに被災者の元にもっともっと届けられれば良いのですが……。
新年早々、最悪の地震被害になってしまいました。
祈りたいです。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

今月の15日は新月でした(日食の日でもあったのですが)。
かなり大きな変わり目になると思われます。
はからずも、14日~16日にかけて、個人的にはけっこう大きな流れが生じました。
「地震占星学の基礎理論」をこのブログ上で公開していく、出版を前提とした記事作成を行っていくというのは、この大きな流れにある意味で乗っかった形になってしまいました。

新月は物事を始めるには良いと言われます。
一般的、全般的にも。
ここで新しい「目的」の種が植えられるからです。
そして16日、土曜日なのですが、昨年末に依頼を受けた地元で制作されるミュージカルの、最初のミーティングに顔を出しました。
ややローカルなイベントとはいえ、倉敷市の事業の一環ですし、とにもかくにもかなり厄介で、大がかりな話です。
厄介というのは、ミュージカルの台本制作そのものが、私には初体験だからです。

すでに最初の会合は昨年中に行われていたようですが、なにせ創作ミュージカルです。
原作者がいないことには何も決まらない。そのときはそれが空席のままだった。
その原作者(つまり私)を加えた最初の会合が16日だったわけです。

私は大学の仕事(生徒の採点など)もあり、2月に入らないと具体的には構想に入れないが、おおざっぱにいってこのような話にしたいということは、その席上で申し上げました。
とにもかくにも船出した創作ミュージカル。
倉敷市の児島という、私が住む町が舞台。
ここの伝承や地域的な特色を取り込んだ芝居。

けっこう児島って、いろんな伝承があることは知っていたんです。
そうした伝承や事物のリストを手に、「どの話が面白いと思う?」と、昨夜、奥さんと話していました。
物語にはテーマがなくてはなりません。
過去の伝承をただ芝居やミュージカルに焼き直しただけでは、メッセージ性など何もない。
過去と今、それを未来にもつながる何かを見つけないと。
その一本の筋が見えたら、話はとんとんとまとまっていく(頭の中では)。
そんな話もミーティングではしました。

ところが。
妻と話していたら、ふいに児島という土地そのものの特徴、伝承、そして今にも通じるメッセージが頭に浮かんできました。
すごいぞ、奥さん。
なぜかおまえと話していると、すいすい話ができちゃう。

この時点でどの伝承を話に取り込むかも決定。
オープニングはこんな感じで、こういうのを登場させたら面白いと思う……。
決まる決まる。

不思議なもんですなあ。
2月に入らないと構想なんか着手できないと思っていたんですが。

奥さんは音楽畑の人間。
プランニングの資料を見て、「これじゃ、だめだわ」という部分もいくつか見つけていました。
さすがだよね。
私は実務能力に乏しい、物語ばかだから。
でも、語り部には語り部の役割があると思う。

そんなことを感じた新月期でした。

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