2009年度の大学を終えて |  ZEPHYR

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― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

今日明日のホロスコープからは、若干不穏なものを感じているzephyrです。
でも、そんなに心配するほどのことはないと思います。
一応、満月ですし。
ちょっとだけ防災意識を高めておくと良いかも。

大学の生徒たちの採点も終え、ようやくミュージカルの構想に本格的に入れそうです。

生徒数がいきなり増えた後期。
プリントの山は手強かった……。
かなりの割合の生徒が単位を落としています。
これはカラ履修も多いせいなのですが、それにしてもちと辛口の採点だったか?
しかし、そうそう甘くもできない。
ちゃんと講義を聴き、まじめに出席している生徒が100点に到達する。
これが私の講義の基本です。
だいたい、どんなに内容が貧しい解答のプリントでも、皆勤で提出していれば単位を落とすなんてことはまずないのです。

なのに。
やはり最終日近くになると、「何とか単位を取りたい。何とかならないか」と言ってくる生徒がいます。
今回、中国からの留学生にもそういう学生がいました。
過去の提出をチェックすると、ゼロ。
今まで一度もプリントを提出していない。

こんなんで単位をやれるわけがない。
意外にと言っていいのかどうかわかりませんが、中国からの留学してくるくらいだから、さぞかし熱心にやっているのかと思えば、日本人と同じように要領よくやっている留学生が多い。
講義はサボる。
プリント提出時だけ、教室にこっそり戻ってくる。
彼らは何しに来ているのかな? バカンスか?

最終プリントの中には、私のことを持ち上げてくれるような内容を書いている生徒もいました(これは日本人の話)。
素晴らしい講義だったとか、プロの作家として活躍しているのがすごいとか。
たいてい書いているのは、単位取得がヤバイと感じている生徒で、これらのケースではほとんどが単位を落としています。
ヨイショされたくらいで採点は甘くなりません。
いや、なにをされても甘くはならない、というべきですね。

私にもそれでも温情はあるので、境界線上の生徒についてはなるべく良いところを見つけて、取得できるように採点してやろうとか、留学生は言葉のハンデがあるので、プリントの中身についても配慮しようとかいうのはあります。
でも、どこまでもどこまでも譲歩はできない。

来期の生徒がどれくらいになるのか。
講義時間を変更するなどして、あまり増えすぎないように調整しようという話にはなっていますが、こればかりは蓋を開けてみないとわからない。
講義のスタイルは変えるつもりはないのですが、やり方についてはこの後期でいろいろと学びました。
もうちょっとシンプルなプリントで、十分ではないかという気もします。
それでも十分に講義を聴いているかどうかの判定ができる。
ボランティア・プロフェッサーとして学ぶことの多かった後期でした。

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