木星とのトラインの下で 1 |  ZEPHYR

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ゼファー 
― the field for the study of astrology and original novels ―
 作家として
 占星術研究家として
 家族を持つ一人の男として
 心の泉から溢れ出るものを書き綴っています。

先月のことになるのですが。

私は一つの出会いを持ちました。

ミュージカルの関係で個人的につながりが生じた大阪のM先生と、M先生を介してFさんと。

M先生はミュージシャン。

Fさんは私たちの地元の人間なら、その名前を知らぬ者はいないであろう、大手のうどん屋チェーン店の社長さん。

ミュージカルがつないでくれた不思議なご縁でした。

このときちょうど私のホロスコープでは、出生太陽に対して進行の木星がトラインになり始めているという、きわめて幸運度の高いアスペクトがすでに生じていました。

出会いの夜。

「こっちで飲(や)るときは任せてくださいよ」

というF社長さんのご馳走になったのですが、まさにこの夜、私の進行の月は、この進行木星と正確なスクエアになっていて、しかもサビアンシンボルは「贅を尽くした家の書斎で本を読む来客たち」というもので、これはかなり特権階級的な内容を持つシンボルなのですが、まさにこのシンボル下で、F社長さんというスケールの大きな方との会合が生じた。

ホロスコープの妙というのか、宇宙の不思議を感じました。

ベースとなっている進行木星を刺激する月だったわけで、この出会いはまさに「幸運なもの」と考えてよく、しかも今後の私の人生に何らかの影響を与えそうだという予感を持ちました。

M先生とF社長さんは、元々音楽でつながっていて、一緒に活動をされているとのこと(あとでカラオケで聞かせて頂きましたが、F社長は驚くような張りと輝きのあるお声で、プロを目指していたこともあったと)。

私も作詞という形で、その活動に参加させて頂けることに。

びっくり仰天のお話です。

ミュージカルのDVDを見て頂いたM先生からは、「最後の五匹」のミュージカルとしての問題点をいくつか的確にご指導頂きましたし、今後の改訂、やがて再演する機会があれば、その折にはどこにどう手をつければいいのかということも、はっきり見えてきました。

しかし、非常にうれしかったのは、F社長さんがすでに昨年の「最後の五匹」の本番をご覧になっており、「いや、児島、すごかったよ!」と本気で仰ってくださったこと。

人を巻き込んでいく高いエネルギー。

F社長さんからはそのような力を感じました。
さすが成功者。
木星的と言えるでしょう。

木星とのトラインの下で。