さて、介護のブログについてですが、俺の個人的な方針としては、ただ単に「介護の仕事内容の報告日記」じゃなくて、「こんな利用者さん(お年寄り)がいる」とか「こんなお話をして楽しかった」など、「お年寄りとの触れ合い日記」も付けていきたいと思っています
その理由は、俺は介護の何が楽しいかと言えば、その人その人によって性格や話も特徴も全く違って、まさに「一期一会」で、一人一人にそれぞれの愛着や想いをこめて接することができることが、楽しいんだと思います
なので「お年寄りとの触れ合い日記」では、あくまで「その人とその日にあった出来事やその人の特徴」なんかをありのままに書こうと思っているので、その中で、特に介護従事者の人からしたら、もしかしたら、その日の文章の内容によっては「この文章は、老人やボケを小バカにしてるように取れるんじゃないの」と不快に感じてしまう人もいないとも限りません・・・
なので、今後のブログ上で万が一「それはまずいんじゃないの」と思われる文章がありましたら、コメかメールでご指摘頂ければ、次回から自重しますのでお願いします
今日まず出会ったおばあちゃんは、口調が丁寧で穏やかな感じの方でした
その方、どうも聞くところによると、昨日から「入れ歯」がなくなっている様子でした
これ自体は本当の話なのですが、「入れ歯を探して下さいあの時まではあったのにあそこでは・・・」と入れ歯の話をし始めます
「探しておきますからね」
と言って仕事に戻り、現にみんなで入れ歯を探してはいるのですが、未だに行方不明。。。
そうしたら、顔を見る度に「入れ歯を探して下さい!お願いします!」と丁寧に頼まれるようになったんです
そのうちに、俺の顔を見ると「今、あなたは何を探してるんですか?」と聞いてくるんです
「今、何を『している』んですか?」なら、「今は他の作業中かな?何やってるのかな?」との意味合いで理解できるのですが「何を『探してる』んですか?」なので、
もうすでに、おばあちゃんの中では、俺も常に何かを探してることが前提で話が進んでて、「今は私の『入れ歯探し』の番かな?」という話になってるんです
顔が合う度に同じことを聞いてきていたのですが、最終的には「私は今、何を探しているんですか?」と聞いてくるようになっちゃいました
あんなに午後から半日中、入れ歯を探し回っていたのに、最終的に自分の探し物を忘れちゃったおばあちゃんが、なんだかかわいらしく思えちゃいました
受け答えは明確な方なので、おそらく軽い痴呆があるようなので、そういった場合の上手ななだめ方など、勉強すべきことの課題をたくさん教えてくれたおばあちゃんでした
またそう言ったエピソードがあったりした方ほど、いち早く顔と名前を覚えられるんですよね
早くその方の入れ歯が見つかるといいな