あれから12年 | ZION FOOTBALL CLUB 公式ブログ

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おはようございます!
林です!昨日、今後のクラブにとって素晴らしいお話を頂きました。
目先の~ではなく、5年後•10年後を見据えた上でとても重要なお話でした。
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実現できるよう頑張ります!
負けるもんか(^^)



さて、今日は僕が高校1年生の冬休みの話をブログに書きたいと思います。

僕は当時、都立久留米高校のサッカー部に所属し、毎日サッカー漬けの日々を送っていました。
冬休みに入り、波崎合宿に行った際、高校1.2年生の合宿でしたが、特別枠で中学3年生が2名合宿に参加しました。

彼らは緊張していて、誰に声を掛けてよいのかわからずに困った様子でした。

そんな時コーチが、『この2人も合宿に参加するから、部屋割にいれてくれ』と言われました。
チームメイト達は仲の良い選手達同士で部屋を決め、そそくさと自分達の部屋に向かっていき、彼ら二人は取り残された形でした。そこで僕は、自分の部屋に来て!と伝え、彼ら二人と他のメンバーで2泊3日のオフザピッチを過ごしました。
今思えば、右も左もわからない中学3年生をよく面倒見れたと思います。

最初はなかなか打ち解けられなかったですが、試合をする度に彼等が”上手い”ことに気付いた僕達は彼らにボールを集め、素晴らしいゲーム内容で勝てた試合は喜びを分かち合いました。
また、試合が終わって宿舎に戻ると色んな話をして、どんどん仲が良くなっていきました。

そんな3日間を過ごし、彼らとは別れの時が来ました。『林君ありがとう』と言ってもらい、彼らの保護者や所属チームのコーチからも御礼を頂き、『春から久留米高校でお世話になりますので宜しくお願いします』とご挨拶して頂きました。

春になり、彼らが都立久留米高校としては最後の生徒として(清瀬東との統廃合が決まっていた為)入学してきました。
それからも良好な関係は続き、僕が高校3年生、彼等は高校2年生になったシーズン。

僕とその1人でツートップを組み、
もう一人がトップ下という布陣で関東大会•インターハイ•選手権•リーグ戦を戦いました。選手権では準決勝で敗退し、僕は引退。

その後、久留米高校最後の年、関東大会もインターハイもリーグ戦も散々な結果でした。
そんな中、選手権が開幕。
国分寺高校や帝京高校などの強豪校に奇跡的に勝利し、迎えた決勝戦。
相手は東海大菅生。彼等はツートップとして久留米を牽引し、同点で迎えた延長後半、最後の力を振り絞り、左サイドを駆け抜けクロスボールを上げると、全力で走ってきた選手が劇的な決勝点を決めて、全国大会の切符を手にしました。

僕はスタンドからOBの応援団として彼等と共に戦っていましたが、その感動と衝撃は今でも忘れられません。。。


あれから12年、僕も彼等もFOOTBALLを続けています。
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選手権予選決勝の延長後半に、左サイドを駆け上がり、素晴らしいクロスボールでアシストした彼は”野村啓介”選手。
彼は今Fリーグのバルドラール浦安の選手として沢山の人々を魅了し、大活躍しています。


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選手権予選決勝、啓介からのクロスに合わせて、決勝点を決めたのは、皆さんも知っている方も多いと思います。
”新宅龍”選手です。彼は一般企業で営業マンとして働きながら、ZIONのトップチームのエースとして10番を背負い、私達と共に戦っています。今ではチームの大人気選手です!


あの高校1年生の冬休みに出会っていなければ、僕が同じ部屋に泊めていなければ、こんなエピソードはなかったのかもしれません。

FOOTBALLは素晴らしい経験はもちろん、人と人との繋がりを作ってくれます。
縁を与えてくれます。

そんな経験をZIONの個達にも経験してほしいと思います。

そして、僕の仲間である野村選手と新宅選手のご声援を何卒宜しくお願い致します。

ありがとうございました(^^)

ZION FOOTBALL CLUB
代表 林洋平