[シンガポール 6日 ロイター] 6日の東南アジア株式市場では、 ジャカルタ市場<JKSE>が過去最高値をつけた。インドネシア中央銀行が利下げを決めたことを受け、金利に敏感な銘柄が注目される;中、マンディリ銀行など銀行株やセメン・グレシックなどセメントメーカー株が上昇を主導した。  ジャカルタ市場は取引前半に1556.21の最高値をつけた後、0.3%高となった。  他の市場は狭い値動きの範囲内でまちまちだった。シンガポール市場 <.STI> は0.3%高。クアラルンプール市場 <.KLSE> は0.22%高。バンコク市場は0.16%安。マニラ市場は0.03%安。  ジャカルタ市場では、金利の低下が同国の銀行の貸し出し増加につながるだけでなく、不動産、建設業界の業績も押し上げるとの期待から、銀行株、セメント株が注目された。;  一部アナリストによると、同市場の株価は目先、利食い売りで下げるかもしれないが、株価は好調な企業利益を背景に一段と上昇する可能性があるため、この上昇局面で売りを出すべきではないという。ジャカルタの証券筋は「株価はもはや割安ではないかもしれないが、長期的な投資家にとって現在は恐らく売り時ではない」と述べた。  銀行最大手のマンディリ銀行 は2.1%高。セメント最大手のセメン・グレシック は1.5%高。  アナリストらは、投資家は引き続き金利に敏感な銘柄に注目すべきだとしながらも、マンディリ銀行などの銀行株は割高であり、投資対象をより選別した方が好ましいとして、バンク・パン・インドネシア(1%高) など中小銀を推奨した。


jkse 6month


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日本では新興市場の凋落著しく、あまりお外でパーティー開催中って書いてもピンとこない方が多いと思うのですが、アジア他国ではおおむねこんな相場状況となっています。基本的にこの前のタイ・クーデターなど各国の国内要因を除けば、アメリコ市場との連動性が高いところです。 幸いなことに以前の日記で予想してきたとおりになっているのですが、特にインドネシア(ジャカルタ)株式市場が目立って強いです。他市場では、香港は強気、タイ・マレーシア弱気、他にブラジル・ロシアなどの資源国市場も弱気と書いたと思うのですが、相対的にはビンゴだったと言えるでしょう。(手がけてはいませんが、オーストラリアは強いですね。これは予想外でした。) グッド!

過去の日記にも書いてきたのですが、村上ファンド事件以降、ジャポンに嫌気がさし6,7,8月とポートフォリオを国外メインに入れ替えてきました。以前の日記 にも書きましたが、世間では発表される過去の経済指標を受けてまだ利上げ続行かと揺れている時期に、足元では既にアメリコ経済は減速している→もう利上げはない→この場合最も反発が大きいのは新興市場国株式市場→特に金利敏感株である金融・不動産銘柄にBETすべし(インドネシアでは他に自動車株もこれに含まれます。ほとんどの消費者が多額のローンを組んで購入する高級消費財だから) とややリスクあるアクションを取ってきましたが幸いビンゴだったと思います。

日本の個人投資家といえば、国内では新興市場、国外では中国・インド・ベトナム市場などに注目されてる方が多いようですが、やはり大衆は後から遅れてやってくるもので、そういったものはたいていダメですね、人の行く裏に花ありというのは相場においては大事な教訓だと思います。

デイトレーダーではないので、日々の微妙な相場にまで対応することはできないし、またやろうとも思ってないのですが、マクロ経済分析・国際的な資金の流れを予想してBETした行動がピタリと当たったのはラッキーでした。

ただ少し急に上がり過ぎかなぁ?ロケット

というわけで代わりに来週はジャポンの新興株を泣きながらに拾いに出ようかと思っている次第カゼカゼカゼ



【今日の一曲】


DJ Rolando - Jaguar


デトロイトテクノ史に残る名曲の1つでしょう。こういった曲を聴いていると、あらゆる音楽のジャンル・インストゥルメンツ・教育などに黒人がハンディなくアクセスできるようになると、すべては黒人のものになるのではないかと畏怖にも似た感情を思い起こさせる。実際、白人の似非ファンク・テクノアーチストらは吹き飛んでしまったような。