調停室からO弁護士さんが戻ってこられた。

 

O弁護士「たたみさん、急転直下するかもしれません。」

 

私「えっ?何がですか?」

 

O弁護士「裁判官からどうしてこんなにややこしいことになっているんですか?なぜ買った物を1つ1つ細かく評価するようなことになっているんですか?と聞かれました。こちらからは家具家電の購入費用、入院費、坊ちゃんにかかった費用、アパートの家賃をまとめてその合計の半分と慰謝料をカスに支払って欲しいと提出したことを伝えました。カス側が払わない、納得出来ないと言うのでかかった費用の領収書を提出したところ、勝手に1つ1つ評価してきたんですと言いました。」

 

 

O弁護士「裁判官がこれではいつまで経っても話が進まないので、これで解決しないかと条件を提案されました。」

 

私「どんな条件なんですか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

O弁護士「解決金100万円。養育費月6万1000円です。」

 

 

O弁護士「養育費は離婚が成立すれば今月から(7月分から)で、坊ちゃんが大学へ進学されれば卒業する年の3月までです。」

 

 

 

「はっ?たった100万ですか?」

 

 

O弁護士「はい。婚姻費についてはたたみさんとカスの収入からだと、たたみさんが支払うことになるのでなしとする事を裁判官から提案されました。婚姻費はゼロとするのでたたみさんの入院により支払われた医療保険の支給金額の証明も提出する必要はないと言われました。」

 

私「はあ。」

 

突然、こんな提案をされ、理解ができない。

 

だが、常識で考えて婚姻費を私が支払う必要がないのはどう考えたって当然じゃん!!

 

 私の方が収入が多いとしても、子どもの事も知らん顔して仕事も放りだして逃げて、離婚だと言ってきたカスに子どもを育てている私が会社Kから毎月手取り50万円以上もらっているカスに婚姻費を支払うなんてどう考えたっておかしい。

 

 

 

だからって私がもらえる婚姻費はゼロ???

 

嫁にそれなりに収入があればカスは何も支払わなくていいの?

 

 

「100万円なんて納得いきません。家具家電だけでも80万円くらいかかっているんですよ。私1度も使ってないんですよ。おまけにカス、いろんな人に迷惑かけて、それでも100万円ですか???これじゃあやった者勝ちじゃないですか!!ムキー

 

 

O弁護士「たたみさん、突然こんな条件を出されたのでなかなか受け入れられないと思います。納得いかなければ納得いかないと言って構わないんですよ。」

 
 
私「この100万円の根拠って何なんですか?」
 
 
 
O弁護士「裁判官が言われるには、入院前の出産に関わる医療費、たたみさんの入院費、アパートの家具家電等の費用、カスがたたみの株式会社を退職した後のアパートの家賃、坊ちゃんにかかった費用を足して2で割ると96万円。それではたたみさんがかわいそうなので切りの良い100万円とのことです。」
 
私「その計算あってますか???おかしくないですか???半分にしても100万円よりかかっていると思いますが。」
 
O弁護士「私も計算していないのでわからないですが、書記官が計算したみたいです。」
 
 
 
(実際に書記官が計算間違えをしていて、後日計算したら半分にしても110万円を超えた。離婚後発覚した。)
 
実際は
入院までの医療費34,025円、入院費683,231円、ベビー用品422,672円、家具家電883,111円、アパートの家賃(会社負担分除く)187,471円。
 
合計2,210,510円
 
半分だと110万だけど。
 
この書記官何してるの?どんな計算した?
えらいカス寄りですが、カスのご近所さんですか???
 
 
 
「納得いきません。領収書を取っている物だけでこれかもしれないですが実際には領収書がないものだってあるんです。アパートだって、家具家電だって私は1度も使ってないんですよ。」
 
 
 
私「私がこの条件じゃ嫌だと言ったらどうなるんですか?」
 
O弁護士「たぶん、裁判になると思います。でも、納得出来なければこの条件で折れる必要はありませんよ。あくまでも提案ですから。私はたたみさんが裁判をしてでも戦いたいと言われればいくらでもやりますよ!!
 
O弁護士「突然すぎて理解出来ないですよね。少し考えましょう。」
 
「解決金をもう少し多めの額にしてもらうことはできないんですか?」
 
 
O弁護士「私も裁判官に言いましたが100万円と言われました。100万円を切るような事があればもっと反論しようと思いましたが、婚姻期間、同居期間なしから考えるとこの金額は裁判官も結構良い条件にしてくれたとも取れます。カス弁もこの金額で離婚しないかと裁判官から条件が出たと今、カスに伝えていると思います。」
 
 
100万円、納得できず、時間が過ぎる。
 
 
絶対納得できない。
 
O弁護士「今、100万円での離婚の提案がされています。たたみさんにとっては100万円では悔しいと思います。ですが、今は悔しいと思いますが100万円もらってこれで終わらせて、これ以上カスに関わる時間をかけないか、たたみさんの気が済むまで裁判で戦うかです。」
 
私「はあ。。。」
 
O弁護士「簡単に答えはでませんよね。たたみさんの気持ちを大切にしてください。急がなくて良いです。」
 
 
時間だけ経ち、
そしてまた、O弁護士さんだけ調停室に呼ばれた。
 
時間は16時を過ぎていた。
 
この条件が提案されたことで、カスが主張していた婚姻費用30万円は却下され、毒一家が時間をかけて行った意味のわからない減額評価も一切参考にされることすらなく、ただのムダな努力となった事はわかった。

 

 

 

だが、この条件での離婚を考えるにつれO弁護士さんに確認しておきたいことが出て来た。