<店に行った経緯>

大宮に「蓮」という名の店は、私の知っているだけでも3軒ある。

ネットで調べていると、「名店」「評価は完全に二分される」等の書き込みがあり、どうやら私が何度か行った「蓮」とは違う店のようだ。

大宮をホームタウンとしていてこの店を知らないのではモグリ認定(?)されてしまう!

との危機感(笑)を抱きながら、お店に突撃。


<レポート>

時間はまだ8時台だというのに、既にカウンター含めて20名弱の客。

客は入れ代わり立ち代わるけど、私がいた間に10名を切る事はなかったと思う。

ママさん含めて小妹は3人。
まぁママは絶対小妹ではない年齢だけど。

横に座ってのんびりしゃべる余裕など、ほぼない。

(小妹は2人帰省中とのこと)
客層は年齢的には自分の父親世代が中心で、スーツ姿の40代もちらほら、といった感じ。

メチャメチャ忙しい合間を縫って、一見の私にもママさんも小妹たちも丁寧に挨拶してくれる。
しかも常にまぶしいくらいの笑顔。

常連さんだらけの中、一見の一人客にこれだけの対応を見せてくれるお店はなかなかないと感じる。


詰めてもらってカウンターに居場所を作ってもらい、まず驚いたのが軽く200本を超えていそうなキープボトルの数。

その数は、この店がそれだけ多くの人に支持されている証だろう。

壁に各方面への終電時刻が貼ってある。お客さんのこと考えてる店だね。
「焼酎とウィスキーどちらになさいますか?」

どこの店でも最初に聞かれるこの質問。焼酎を頼んだ次の言葉に耳を疑う。
「芋と麦、どちらになさいますか?」

・・・え? チャイパブで焼酎と言えば、JINROか鏡月、もしくはわけのわからん甲類焼酎じゃないの?

っつーか、本格焼酎がハウスボトルなわけ!?

どーせ瓶だけ本格焼酎で中身はJINROでしょ、と心の中で思いながら芋を頼むと、ホントに芋焼酎。これにはビックリ!
その後ママさんの手料理が3品も振る舞われるが、どれも美味い。味付けは日本風。

手作り餃子は特に美味いので、あったら是非食べてみるといいかも。

これらは全て、ママの「気持ち」とのこと。がっつり気持ち、頂きました(^^)
客と小妹の比率が20対3なので、ずっとついてくれるコがいるわけでもない。

でも通りがかりやカウンターで作業中もちょこちょこ話してくれて、常に客を見ている。

タバコを咥えれば火をつけてくれるし、酒が減ればこちらが要求する前に注いでくれる。

この忙しい中、これだけの接客対応はなかなかできるものではない。


とはいえ小妹の絶対数が足りないので、一人客はお客さん同士で会話し楽しめる人でないと、この店は辛いと思う。

私は人見知りしない性格なので、隣に座られた来店歴1x年の常連紳士と会話を楽しませてもらう。
歌は、多くの客がわからない(と思われる)中国語曲を歌ったところで、和を乱すに違いないと感じて、素直に日本語曲をチョイス。

チャイパブでは中国語曲しか歌わないと決めてるが、ここは既に、チャイパブの域を超えていると思う。

店員が中国人女性で、酒を提供する店なのだからチャイパブには違いないんだけど、ここは私の行ったことのある、どのチャイパブとも本質的なものが違う。
敢えて言うなら、カラオケのある横丁の飲み屋を中国出身ママが切り盛りしている、みたいな。

結局在店2.5時間。

常連さんたちはおのおの自分のボトルがあるようで、ハウスボトルを飲んでいたのは私だけだったが、芋を空け、麦も空けてしまった。

(もともと両方とも半分切ってましたけど)

ドリンクのおねだりとかも一切ないので、少し手が空いた感じの時、ママにこちらから勧めたけど、丁寧に断られる有様。

「一見の酒は飲めねぇってのかぁ!」と無理強いしても良かったけど、いい店なのでパス。

で・・・、飲んで食って歌って、結局お会計はたったの3k。
ハウスボトルを空けてしまったお詫びにと、ママに私の「気持ち」として2k渡そうとするが受け取ってくれない。

しかしこのまま帰ってしまえば、私はただのタカリだ。

ホームでそんな無様なことは出来ん。

「申し訳なさすぎなので、これでハウスボトルでも買ってください」と3回頼んで、やっと受け取ってもらったが・・・
「じゃあこれで、貴方のボトルを入れましょう。また来てくださいね」
・・・・・・。

ボトルいくらだか知らないけど、絶対そんなに安くねーし!

こちらの「気持ち」に、更に大きな「気持ち」で返され、撃沈。

しかも一見なのにプレゼントまで頂いてしまって。。。
忙しいにも関わらず、Nちゃんが上着も羽織らず下まで見送ってくれる。

寒いのに。。。
<訪問データ>

※この店をデータで測るのは不可能なのはわかっていますが、一応書きます。

 ■基本データ

 ・場所

   ⇒大宮


 ・詳細

   ⇒住所、看板画像等


 ・店名

   ⇒蓮


 ・偏り

   ⇒なし


 ・回数

   ⇒初回


 ・再訪予定

   ⇒A 必ず行く




 ■訪問データ

 ・訪問年月

   ⇒201601


 ・区分

   ⇒平日


 ・開始時間

   ⇒20時


 ・滞在時間

   ⇒2.5H


 ・基本料金

   ⇒3k


 ・総額

   ⇒3k (+2k)




 ■店データ

 ・広さ

   ⇒C(10~14人)


 ・小妹数

   ⇒E(4人以下)


 ・乾杯攻撃

   ⇒L(奢ると言っても断られた)


 ・歌いやすさ

   ⇒D(ちょっと歌いにくい)




 ■ママデータ

 ・挨拶

   ⇒有


 ・名前

   ⇒Yママ


 ・接客

   ⇒L(100軒巡っても貴女ほど素晴らしい接客出来る人はいないだろう)


 ・管理

   ⇒A(素晴らしい)




 ■小妹データ

 ・名前

   ⇒Yちゃん(席についてはいないけど)


 ・出身

   ⇒ハルピン


 ・日本語力

   ⇒A(完璧)


 ・年齢

   ⇒不明


 ・接客

   ⇒A(大満足)


 ・歌唱力

   ⇒不明(歌ってない)




<注意>

 ・良い店を紹介することで、更にお客さんが来ることで繁盛して欲しいですし、逆に悪い店は良くなって欲しい思いと、淘汰されて早く消えて欲しいという思いで書いています。

 ・評価基準を設け、出来るだけ公正に評価しているつもりですが、私だって人間ですし好みもあります。しかもアルコール入ってます。評価は私訪問時の、私個人の私的判断に過ぎませんので、過信しないでください。