インド インドで寿司を食う | ニゴロブナ子は里山(さと)に帰らせていただきます!
不思議の国インドには、驚くほど日本語が流暢なインド人はけっこういるのですが
日本食というのはまだまだ受け入れられてないというか、興味さえもたれてない気がします。
やはりインド人にはインド料理が最高で、日本のようにあれこれ外の国から食文化をホイホイ取り入れて日本化してしまうような食文化ではないようです。
そんなインドが今、東日本大震災後の原発事故の影響で日本からの食材の輸入を禁止しています。
いやぁ、意外でしたね。
インド人なら「そんくらい食べたかて死なへん死なへん」と、言ってくれるとばかり。
だって日々食べてる食材が存在する環境ってかなり過酷なんですもの。
でも経済発展に伴って昔に比べたら格段に「食べてもおなか壊さない度」は上がってます。
インドの写真を見せても「汚い」としか見てくれない人がホント、残念。
市場に行けば新鮮なピチピチのお野菜や穫れたての魚、今目の前でさばいてる肉、ピヨピヨやかましい鶏肉、食材をウンと美味しいくしてくれるスパイス。。。
インドの食文化の持つ豊穣な背景までみれば本当に底抜けに魅力的な国なんですから。

『インドで寿司食べた』
私にしたらそれは人生初にして画期的な出来事だったのです。
ところが、お友達の「何でも知ってる博識シュコちゃん」曰く「ボンベイに寿司屋あるよ」。
ええ~~!!
ただ、タイやマレーシアや香港のような現地の人の「今日のランチのセレクトの一つ」というほどにはまだ浸透してはいないでしょう。
少なくとも私が最近毎年訪れてるコルカタでは未だ「なんちゃって日本食」以上の物は見た事がありません。

「生で魚を食べる」「インディカ米じゃない日本種の米を食べる」「海苔や醤油など日本の調味料を手に入れる」は無理とまではいわなくてもルートはもの凄く限られていてると思います。

さて、私が毎年参加してるボランティアツアーをいつも助けてくれているジェリーはコルカタの某高級ホテルに勤務しながら、実は自分でケイタリングサービスやホテルを経営してます。
今回なんと「僕のホテル(自分が務めてる方の)でSUSHI、食べさせてあげるよ!」とご招待下さった。
え、スシ?

その記念すべき「インド初スシ」が、コレ↓
ニゴロブナ子は里山(さと)に帰らせていただきます!-寿司

俵型の御飯にスモークサーモンが巻いてあり、海苔で帯が。
醤油とわさびもちゃんとついている。
しかし、、、、

米がまだ「御飯」になっていなかったのでした。

私らはとりあえずモソモソ飲み込みはしましたが。

あとで若いシェフが「どうでしたか♪ エクセレントでしたか!?」と満面の笑顔でやって来ました。

努力賞はあげたいけど、この場に及んで日本のプライドをかけて「YES♪」などとリップサービスは許されましょうか。

いい返事をしなかった私たちをにちょっとガッカリ顔のシェフは
「何をどうしたらよかったのでしょう?」
出す前に味見しろよ、と思いつつ
「まず、、炊飯器買って下さい」とりあえずは、それ。

「日本だって電化製品の無かった頃は鍋で炊いてたはずだろ?」とジェリーが言うけど
米の炊き方も加減もご存じないはず。
タイやマレーシアでSUSHIを食べた事があったとしてもそれを日本の寿司だと思って欲しくない。

ここから、次にやりたい事を思いつきました。

インドインドインドインドで日本カフェ富士山日本
1週間のインド滞在中に1、2日間レストランを借り切って色んな人を招いて日本の料理を食べてもらいたい!!


周りの人は私のホラだと思っているみたいだけど、

大 マ ジ で す 。

私は料理なんて上手くないけど、食べ物を通じて日本とインドの交流って、まだまだぜんぜんこれからだと思います。
インドに縁のある人も無い人も、なんか一緒にやりませんか?
考えただけで楽しいな~。

つづく