みなさん、こんにちは。シックスセンス管理人です。
喧騒。雑踏。怒号にも聞こえる中国語。
セメダインの臭いがどこからか流れてくる。
いつしかその臭いにも慣れるけれども、露天商から買う箸巻きのような食べ物の味は、どことなくセメダインの味。
私も炭鉱と化学工場の多い街で生まれ育ち、高校まで自転車通学していた時には化学工場の中を通り抜け、息を止めた記憶がある。ただ、工場の中を抜けるのには、10分ほどかかり、立ちコギしても、風をきっても、その臭いを体の中に取り込んでいた。
仕事などで中国の都市を訪れると、違和感を覚える時がある。
彼らはどこに向かっているのだろうか、と。
ご依頼で家を訪れると、とても狭いコンクリートの中に、まるでビジネスホテルの広さの中に家族数人が暮らしている。
幸福とは何か。安定とは何か。経済とは何か。
日本とは違う「見えない世界の状況」だけでなく
幸せや生きる意味について考えさせられる。
それは良い意味でも悪い意味でもだ。
話は変わるけれども、ちょうどシーズンで、進路や就職、仕事について相談を受けることが多々ある。
私は見えない世界の専門家であり技術者であるから、詳しくは無いし、ましなアドバイスもほとんど出来ないけれども、それでもやはり仕事やどんな生活スタイルを望むのか。将来の人口構成比や、AIの浸透により無くなっていく職種については調べていかなければならない。なぜなら、相談を受ける以上、ある程度知っていなければ、見えない世界とは関係なく、現実的に判断しなければならないことも多いと思うから。
もうはっきりわかっている事。繰り返しになるけれども
少子高齢化の先には、労働人口の減少。
高齢者は時間と共に減って行く事。
AIの発展、現実社会への浸透により、減って行く職種がある事。
それでも、人の手でなければならない。人と人が関わっていくべき仕事はあるだろう。
そうだ。ちょうど、数年前に手に取り読んだ本がある。
村上龍さんの13歳のハローワーク。
調べると、もう7年も前の本だけれども、中学生から進路を選ばされる現代には必要な本だと思う。
幸せって何だろうか。
安定だろうか。多くのコミュニティに属する事だろうか。
お金がある事だろうか。家族に囲まれる事だろうか。
その答えは人によって違うはず。
シックスセンス管理人