まだアイデンティティが形成いされていない思春期。その年代では、周りに同化していない事が恐怖となる。ただ、その恐怖心は正しいのだろうか。

「ねえねえ、これ知ってる？私、好きなの・・・」

その友達の問いに対して
「知らない」とは言えない。

なぜなら、そこで友達関係が終わってしまうかもしれない恐怖心を覚えるからだ。

共通の話題を作る為にさして興味のわかない、好きでもない雑誌をチェックする。

当然、私にもこんな思春期があり、一時は、さして興味の無い音楽を聞き、本を読んだ。
フッと、みんなと同じにならなければならないという気持ちがバカらしくなり、流行を追わなくなったような覚えがある。

亀のように頭をすくめ、その話題が通り過ぎるのを静かに待つ。
「私は本当は、コレが好きなの！」とは言えない。言ったばかりに、「あの人は変だよ」という噂になるのが怖い時代がある。

好きな人ができた時、その人との共通の話題を持つ為に、その人が好きな音楽を聞くこともあるだろう。

でも、本当は、ほんとうは人は好きな事に打ち込んでいる時が一番輝くのではないだろうか。好きな曲、好きな本、好きなテレビ番組、好きな・・・。それらだけを追求した方が、この短い人生では最終的に有意義なのかもしれないではないか。

あなたが本当に心動かされるものは何か。あなたが本当にやりたい事は何か。それを、静かに考えてみる事も時には必要な事なのかもしれないのでは・・・と思った。

シックスセンス管理人

 

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