そこら中にドラマがある。 | 見えない世界の真実が此処に®

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新幹線のホームにある喫煙所の中。タバコを吸いながら、真剣に一点を見つめて、意を決するように3度頷く男性がいた。

まだ早朝で、腕時計の時間を確認すると7時13分だった。

 

ピシッとしたスーツを着込んでいる。色白で髪の毛もきちっとまとめており、その表情から今日は試練なのか山場なのか、何か重大な事が待ち受けているのだろうと感じた。

 

世の中にはドラマがいっぱいある。

誰もが精一杯に生きている。

 

時間を10分ほど巻き戻すと、12月師走となり人がごった返している駅の中を例のごとくスーツケースを引っ張って、人混みをかき分けるように歩いていた。新幹線の時間まではまだ30分以上はあるけれどもチケットを早めに買うために急いでいた。

 

すると、目の前の方から、いつも見かけるルンペンの女性が人の流れとは逆行するように、こちらに向かってゆったりと歩いてきていた。人混みはそのルンペンの女性を大きく避けて、まるで小魚の大群の中に一匹の大魚が入ってきた時のようだった。

 

私はチラッと彼女を見ると、なんと笑顔だった。いつも独り言を楽しそうに言っている彼女だったけれども。たまに住宅案内のチラシやURや賃貸のチラシを眺めながら楽しそうに独り言を言っている彼女だったけれども、その時に彼女の表情をチラッと見た事が数度あるけれども、その時にはどこか寂しそうだった。

 

今、人混みの中を逆行してゆっくり歩いている彼女の表情は、

みんなそんなに忙しく足早に歩いてどこに向かうの?

幸せなの?

私は今、とっても幸せだよ。

そう言っているのでは無いか?と私は思った。

 

人の脳はいつでもストレスを感じているらしい。幸せな時も辛い時もいつでもそれはある種のストレスらしい。

そのストレスという名の感情は、果たして達成感に代わるのか。それとも虚無感に代わるのか、それとも他の名前のつけらない感情になるのか。

 

そこら中にドラマがある。

誰もが一生懸命に生きている。

 

そういえば、12月1日に世界中で低緯度オーロラが発生したらしい。「低緯度オーロラ」とは、太陽の表面で起きる大きな爆発現象「フレア」に伴う磁気嵐によって、普段より緯度の低い地域で見られるオーロラだそうだ。

 

人の脳は電気信号で動いているという話を聞いた事がある。こうやってキーボードを叩く指先も、コーヒーカップに手を伸ばし口に運ぶのも、全て電気信号が脳から神経を伝っていくから動けるのだろうか。思考回路だってもちろんそうだろう。

 

そこに大量の電磁波が降りそそげば、変な事件や事故が起こりやすくなるだろう。特に霊媒体質の人はそうだろう。ちょうどそのオーロラのネット記事を読んでいた時に恐ろしい情報を見た。地球の磁場が逆転する事が過去何回もあり、その瞬間、つまり磁場が逆転する瞬間に、大量の宇宙線が地球に降り注ぎ、生命が滅んだ事があるとかないとか。磁場が歪めば、大陸プレートだって歪む。だってそれは磁場で支えられているものでもあるだろうから。

 

どんな時代でもどんな状況でも誰もが精一杯に生きている。

そして、毎日誰もがドラマのような人生を歩んでいる。

要は、視点の問題を変えれば、それは面白くもつまらなくもなるのだと思う。

 

今年も早いもので、残り・・・。

 

シックスセンス管理人

 

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