子供 | もうひと花咲かせます

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『妻が夫を捨てるとき』の花子と息子吾郎の
その後・・・のおはなし

過去にブログに書いたことがあるかどうか忘れてしまったけれど。

私は、いわゆる「デキ婚」「授かり婚」です。

 

 

付き合い始めから入籍までの交際期間は、約1年くらいかな。

私たちは、同じ会社の上司と部下でした。

元夫の一郎さんから、「結婚を前提に付き合ってほしい」と交際スタート。

 

 

交際中に、実の父が癌で亡くなりました。

一郎さんと結婚するとしても、父の一周忌が終わって喪が明けないと無理だね、って話し合っていました。

その時点では、正式に婚約をしたわけでもないし、両家で挨拶をしたわけでもありませんでした。

父を亡くしたばかりの母をひとりにできないという思いがあったし、結婚を急いで決めるつもりはありませんでした。

 

 

ーーー妊娠するまでは。

 

 

父が亡くなったのが春。

妊娠が分かったのが、秋の終わり頃でした。

 

 

妊娠が分かったとき、正直言って、ものすごくショックでした。

仕事を含め、いろんなものをあきらめないといけない事実を、なかなか受け入れられなかった。

 

 

でも、中絶するという選択肢は、私の中にはなかったように思います。

両家の親に話をして、顔合わせをして、少々バタバタとはしましたが、着実に結婚に向けコトが進んで行きました。

 

 

もし、あのとき、妊娠しなかったらーーー。

 

 

もしかしたら、一郎さんとのゴールインはなかったかもしれません。

あれだけの魂借金大魔王魂ですからね。

交際期間が長くなれば、そのうちボロが出てたはずです。

 

 

でも。結婚を、後悔したことはありません。

吾郎を授かったこと、生んだこと。

後悔どころか、神様に何度感謝したか分からない。

 

 

吾郎を授かったことについて言えば、一郎さんにも心から感謝しています。

一郎さんと出会わなければ、吾郎が私の元に生まれてくることはありませんでした。

あの人と私の間に出来た、大切な大切な子供です。

 

 

これまで何度も何度も、人生の岐路を経験しました。

あっちの道を選んでたら、どうなってたかなぁ・・・

そうやって過去を振り返りたくなることって、あると思います。

私もあります。

就職するとき、あっちの会社に行ってたら・・・もっと幸せになってたかも・・・とかね。

 

 

でも、すべての道が吾郎に繫がっていたと考えると、私の人生はハナマル合格です。

チョー最高!

だから、どの選択もまったく後悔していません。

 

 

吾郎が、「私の人生のすべて」と言っても過言ではないです。

 

 

ここまで吾郎愛を語ると、息子を溺愛するアブナイ母親みたいに思われそうですがニヒヒ

我が子って、どうしてこんなにも愛おしいんでしょうね。

今はもう、さすがに大きくなった(というか立派な大人よ)ので、抱っこしたり、膝に乗せたり、一緒のお布団に入って寝たりするわけじゃないけど。

生まれてから今日まで、見返りを求めず、ただひたすら愛せる存在って、吾郎ただひとりだなって思います。

 

 

私ってものすごく飽きっぽい性格で、本当に何をやっても長続きしないダメな人間なんですが。

子育てだけは、飽きずに最後までやり切ることができましたチョキ
(飽きるっておかしいけどアセアセ

 

 

とにかく。

吾郎を私に授けてくれたことに、心から感謝ですお願い
神様にも。

ご先祖様にも。

そして、一郎さんにも。

 

 

先のことは、分からないですが。

吾郎が、また新しい命をつないでくれるかもしれない。

それも楽しみです。

そうならなくても、それはそれでだけどね。

 

 

私の人生、子供のころから苦労ばっかり、悪いことばっかりだったけど。

おかげで幸せなことのほうが、ちょっとだけ多かったような気がしてますハート