アップグレード方法に追記あり
先々月終わり頃から
それはそうと2015年7月29日にWindows10がリリースされるね
ようやく脳みそに隙間ができたのでチョビっとWindows10についてまとめてみたよ
従来のWindowsとの大きな違いは以下の7点
1. Windows Media Centerが削除される
→Windows Media Centerがサポート対象外になる
2. DVD再生には専用ソフトウェアが必要になる
→DVD再生用のコーデックがデフォルトでは搭載されません
そのためサードパーティー製ソフトウェアが必要となります
3. Windows 7のデスクトップガジェットは削除される
→すでにWindows8以降ではガジェットは使用できないようになっている
4. Windows Updateの調整ができなくなる
→個人向けのWindows10Homeでは未提供となる予定
ただしWindows10ProやEnterpriseにはWindows Update for Businessとして
Windows Updateの種類やタイミングをユーザーが自由に調整できるようになる
5. Windows 7にプリインストールされていたゲームは削除される
→すでにWindows8以降はストアアプリとして提供されるようになっている
6. USBフロッピードライブがデフォルトではサポートされない
→USBフロッピードライブメーカー次第となります
7. Windows Live EssentialsのOneDriveは削除される
→オンラインストレージの「OneDrive」の扱いに大きな改良が加えられているため
と、まぁこんな感じかなぁ…
最低動作環境がこんな感じ
ハードウェア要件
32ビット | 64ビット | |
物理メモリ | 1GB以上 | 2GB以上 |
グラフィック | DirectX9.0以上のGPU | |
ストレージ | 16GB以上 | 20GB以上 |
画面解像度 | 1024×600以上 | |
画面サイズ | 8インチ以上 |
今回のWindows10は無料でアップグレードできるけど、その際に問題となるのがアップグレードの方法
これには
1.ISOイメージからアップグレード
2.Windows Update経由でのアップグレード
の2種類があるの
ここで気をつけて欲しいのが、「アップグレード」ってのはあくまでも「インストール」の種類の1つで、正式には「アップグレードインストール」と言うのね
で、インストールの種類には
1.クリーンインストール
→ハードディスクを初期化してインストールする
2.再インストール
→導入済みシステムを再度導入する
基本的にシステムの上書きする形式となるため、データ欠損等の問題が発生する場合がある
3.アップグレードインストール
→導入済みシステムのバックアップを作成し、新しいシステムをインストールする
基本的にユーザーが作成したデータに関しては保護されると言われている
4.アンストール
→システムを消去する
の4つがあるの
なのでこの4つのインストールの種類を間違えて覚えてると、どえらいメにあうの
で、実際にWindows10へのアップグレードの方法を見てみると…
アップグレード方法
OS | ISOイメージ | Windows Update |
Windows Vistaよりも以前 | クリーンインストールのみ |
非対応 |
Windows7 | 対応 | 非対応 |
Windows7 SP1 | リリース後1年間無料 | |
Windows8 | 対応 | 2015/07/31追記 非対応 要アップデート |
Windows8.1 | 対応 | 2015/07/31追記 非対応 要アップデート |
Windows8.1 Update | リリース後1年間無料 | |
WindowsRT | 非対応 |
と、なってるのね
上記の表を見てもお判り頂けるように、WindowsVistaよりも以前のWindowsはクリーンインストール(ハードディスクを初期化してインストール)しか選択できない
しかもWindows7SP1とWindows8.1Update以外は全てWindowsUpdateによるアップグレードができない
--2015/07/31追記--
ただし、Windows8/8.1に関しては一旦Windows8.1 UpdateへとアップデートすることでWindows Update経由でのWindows10へのアップグレードが可能となる
--追記終了--
この場合はISOイメージをUSBフラッシュメモリーやDVDメディア等に展開してからアップグレードしなければならない
そうなると本人はアップグレードインストールのつもりでも、インストール種類の選択を間違えるとクリーンインストールになってしまう場合があるってことになるの
これは実際によくやってしまいがちなトラブルだったりするの
次に多いのがちゃんとアップグレードインストールをしたとしても、今まで動いていたアプリケーションソフトウェアやデバイスが急に動作しなくなる問題
この問題は今まで使っていたアプリケーションソフトウェアやデバイスが新しいシステムに対応していない場合に発生するの
この問題はシステム製作企業側の問題ではなくてアプリケーションソフトウェアやデバイスメーカー側の問題なの
そのためアップグレード前には必ず現在使用しているアプリケーションソフトウェアやデバイスが新しいシステムに対応しているかを各メーカーへ確認することが必要なのね
個人的にはこの辺の確認が終わった後でないとアップグレードをするべきでは無いと思うのね
まぁ、ISOイメージを使用した場合は気をつければある程度回避できる問題やからエエとして…
Windows Update経由の場合はそうは行かへん
と言うのも7月29日以降はWindowsUpdateを経由してWindows10の自動ダウンロードが開始され、準備ができ次第アップグレードを促すポップアップが表示されるようになる
それを見落として通常のWindows Updateと思って更新してしまうと、必要なアプリケーションの動作確認が済んでいるいないに係わらず、Windows10へのアップグレードが始まってしまうんよね
それを防止するためにマイクロソフトは企業向けにWindows10へのアップグレード抑止方法を公開したんよ
ただこの公開された抑止方法を使用するためにはWindowsへの権利者権限でのログインが必要となり、各企業の情報セキュリティ管理を阻害しかねない
そこで「アップグレード対象と指定されたデバイスをご利用のユーザーが、Get Windows 10 アプリなどから予約を行わない限りアップグレードを行わない」と、2015年7月24日付にてマイクロソフトは急遽方向転換を行ったの
でもこの前提はあくまでも「Get Windows 10」等で予約をしていない場合にのみ有効であって、すでに予約をしてしまったユーザーはWindows10へのアップグレード抑止は手動で行う必要があるのね
この抑止方法は"[企業ユーザー向け] Windows Update からの Windows 10 への無償アップグレードを管理する方法 "としてマイクロソフトのTecnetが公開しているのでそちらをご覧頂くのがエエかと…
URL:http://blogs.technet.com/b/askcorejp/archive/2015/07/23/windows-update-windows-10-1.aspx
とまぁアップグレードの注意点はこれぐらいにして、実際に現在導入済みのWindowsをWindows10にアップグレードすると、Windows10のどのエディションになるかをアップグレードマップで見れるようにしてみたよ
OS別アップグレードマップ
OS | アップデート元 | アップデート先 |
Windows7 | Starter | Windows 10 Home |
Home Basic | ||
Home Premium | ||
Professional | Windows 10 Pro | |
Ultimate | ||
Windows 8.1 | 下記以外のすべて | Windows 10 Home |
Pro | Windows 10 Pro | |
Pro Student | ||
Pro With Media Center |
で、実際のWindows10のエディション別機能比較がこちら
エディション別機能比較
Home |
Pro |
Education |
Enterprise |
|
供給方法 |
一般 (小売/OEM) |
一般・企業向け (小売/OEM/VL) |
企業・教育機関向 (VL) |
|
スタートメニューのカスタマイズ | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
Windows Defender & Windows Firewall | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
高速スタートアップ、Hiberboot、InstantGoのサポート | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
TPMサポート | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
バッテリーセーバー | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
Windows Update | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
Cortana | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
Windows Hello | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
バーチャルデスクトップ | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
スナップ | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
モニター越しのスナップ | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
Continuum | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
Microsoft Edge | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
デバイスの暗号化 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
ビジネスアプリのサイドロード | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
モバイルデバイスの管理 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
Microsoft Passport | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
ドメインへの参加 | 非対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
グループポリシー | 非搭載 | 対応 | 対応 | 対応 |
Bitlocker | 非搭載 | 搭載 | 搭載 | 搭載 |
Enterprise Mode Internet Explorer | 非搭載 | 搭載 | 搭載 | 搭載 |
Assigned Access 8.1 | 非搭載 | 搭載 | 搭載 | 搭載 |
リモートデスクトップ | 非搭載 | 搭載 | 搭載 | 搭載 |
Azure Active Directoryへの参加 | 非対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
Business Store for Windows 10 | 非対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
Enterprise Data Protection | 非対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
Windows Update for Business | 非対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
Current Branch for Business | 非対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
Easy Upgrade from Home to Education Edition | 非対応 | 対応 | 対応 | 非対応 |
Easy Upgrade from Pro to Enterprise Edition | 非対応 | 対応 | 非対応 | 対応 |
Direct Access | 非搭載 | 非搭載 | 搭載 | 搭載 |
Windows To Go Creator | 非搭載 | 非搭載 | 搭載 | 搭載 |
AppLocker | 非搭載 | 非搭載 | 搭載 | 搭載 |
BranchCache | 非搭載 | 非搭載 | 搭載 | 搭載 |
Start Screen Control with Group Policy | 非搭載 | 非搭載 | 搭載 | 搭載 |
UX コントロール | 非対応 | 非対応 | 対応 | 対応 |
Credential Guard | 非対応 | 非対応 | 対応 | 対応 |
Device Guard | 非対応 | 非対応 | 対応 | 対応 |
Long Term Servicing Branch | 非対応 | 非対応 | 非対応 | 対応 |
このようにエディションが変わると機能も大きく変わるのが確認できたと思うのね
で、もっと大きな問題があったりするの
それが
Windows10にはインターネットエクスプローラーが無い
今後はMicrosoft Edgeが標準ブラウザになる
ってことなのね
このMicrosoft Edgeは開発コードネーム:Spartanと呼ばれていたインターネットエクスプローラーの後継ブラウザになの
ただし今回はMicrosoftさんもほんのちょっぴりユーザーに気を配って、Microsoft Edgeのアイコンはインターネットエクスプローラーのアイコンによく似たアイコンになるの
Microsoft Edgeとインターネットエクスプローラーのアイコン
こうやって従来のように「e」の意匠かをすることでWindows10へアップグレードしたユーザーが
「インターネットにはどれでつないだらエエんや(#゚Д゚)ゴルァ!!」
という質問をほんの少しでも減らそうとしてるのね
と、まぁ今回はこんな感じである程度はWindows10へのアップグレードの基本的な部分は抑えれたと思う
これ以降は実際にWindows10がリリースされてから話になると思うよ
その時までにはも少し脳みその隙間ができたらエエなぁ…
ということで
ひとつどうでしょ
ほななぁ( ´ω`)y-~~